トイレは感動を呼ぶスペース
今日は、お店をされている方向けのデザインのお話です。
トイレについて、その可能性についてお話しますね。
一人分の個室というトイレ空間の良さ
トイレは、場所の広さとしては、とても狭いですよね。
トイレは、その全体像が、人が一瞬で認識できる広さです。
このトイレという狭い空間だからこそ、落ち着いて、力を抜いて自分だけの空間を楽しむことができますよね。
だからこそ、用を足すだけ、と考えず、思いっきり「落ち着く場所」として演出してみましょう。そうすることで、少ない面積で、より高い効果を得ることができます。
トイレのメリットは、別空間であること
店内はある意味、ひとつながりで、一つの世界観でデザインされることが多いですよね。
場所の用途が違っても、違っているようでつながっている、そんな感じです。
しかしトイレはトイレで、空間としては、別のもの、というように縁が切れていることが、デザイン的にも販促的にも挑戦的なことができます。
トイレは、店内とは別の空間として、作り上げることができる。
例えば、店内では、ポップやチラシを貼るようなイメージではないような場所でも、トイレは別。
トイレ内は、別空間で、しかもほっとする場所。
そこで、これから開催されるそのお店のイベントの告知であったり、働く仲間の募集であったり、そういった告知を行っても、まったく違和感がありません。
トイレは落ち着く場所でもあるので、そういったご案内をじっくり見てもらえる可能性が高いですよね。
告知だけではなく、そんなトイレのフレンドリーさから、スタッフの紹介をしてもいいですし、メッセージボードのように使う、そんな使い方もいいと思います。
見えないところをキレイにする美徳
トイレをおしゃれに清潔にこだわりを持って作ると、店内をそのように作る以上に、お客様は、「このお店素敵だな~!!」って思います。
「こんな、見えないところまで、キレイにしてくれている!」
そんな感動まで感じてしまうかもしれません。
かといって、店内を無造作に汚くしてしまっては、元も子もないのですが。。
このように見えない部分に気を使ってこそ、経営者のこだわりを感じてもらうことができます。
その店の価値を表現した場がつくりだせる
自分だったら、どういうトイレなら感動するか?そんな視点で考えてみてください。
そう、お客様の視点に立って、考えてください。
スタッフ視点だと、ただ清潔に、整理整頓するだけにとどまってしまいがちです。
自分がお客様だったらと、お客様の立場になり、考えることで「最上級のおもてなし」の気持ちを表現してみてくださいね!