飲食店のトイレは清潔なだけじゃダメ? 販促や集客にもなるトイレとは。(後編)

1b83e66265304ed93fac182da22b5370_s

こんにちは、デザインとマーケティングで、お店をお客さまから愛されるワクワク空間に変える一級建築士、牧野直子です。

前編の記事で、基本となるトイレの清潔さを保つ方法をまとめました。

今回は、そこからさらに、イメージをあげていく、さらには集客にも積極的に力を発揮するトイレについてまとめていきたいと思います。

トイレでイメージアップするには

トイレを上手く活用すれば、お店のイメージアップに繋げることができます。

美容室で、トイレでアメニティグッズがそろえられていた時は、ここまでサービスが行き届いてるんだ~って、感動しました。

生理用品などは、おもむろに露出するんじゃなくて、かわいく包んでおいてあったりすると、気遣いを感じます。

また、おしゃれでかわいい包装のアメニティなら、かわいい心をくすぐられます。

 

親子カフェなど、子連れの利用客が多いお店では、赤ちゃん用のアメニティをそろえるのもひとつです。また、紙おむつ用のゴミ箱なども、満足度が上がり、来店増加にもつながります。

 

販促トイレ活用

お客様がトイレを利用するお店に、ぜひチャレンジしてほしいのが、トイレにPOPを貼ることです。

飲食店だと、客席にはあまりPOPは置けないかもしれません。でも、これも本当は誤解。

メニュー表に、オススメ商品の推薦文を載せたり、今日の献立に載せればいいんですよ。

でも、イベントの案内や、スタッフ募集の求人情報など、ちょっと種類が違う案内は、トイレが最適。

居酒屋など長時間滞在するお店では何度もトイレに行くので、複数回情報を見てもらえます。

しかし、その案内が多すぎると煩わしいと感じることも出てきます。お店の雰囲気に合わせて、どの程度にするか考えてみてください。

飲食店の印象を一瞬で左右してしまうこともある、トイレ。清潔さを保つのはもちろんですが、上手く活用することで販促やイメージアップに繋げることもできます。

料理やサービスのを充実させるというのも大事ですが、トイレもお客様にできるサービスの一つです。今までトイレを重視してこなかったというお店舗は、トイレづくりに力を入れてみてくださいね!

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。