視線の移り変わりをデザインしよう!~アパレル 勝手にワクワク創作塾 vol.36~

20190405アパレル640

こんにちは、デザインとマーケティングでお店をファンでいっぱいのワクワク空間に変える一級建築士、牧野直子です。

今日もアパレルについて考えていきたいと思い明日。

ディスプレイする配置がとても重要になってくると思うんですよね。

ショーウィンドウは、徹底的にシーンを

ショーウィンドウは、お店のスタイルを「魅せる場所」です。

街やショッピングモールを歩いているお客様が、通りがかりに見る場所。つまり、一番のお店の宣伝マンなわけですね。

この場所は、お客様がうっとり憧れるようなそんな場面、シーンを作っていきたいところ。

週末に家でやすらいで豊かなひと時を過ごしているのか

パーティでキレイに着飾っているのか

大切な人と食事をしているのか

そんなシーンがわかるような演出がわかりやすい。

そうすると、「あっ!こういう時に着ればいい服なんだ。あ~こういう風な生活をしてみたいな~」と思ってもらえるということです。

視線の順番を考えていますか?

アパレルなど物販店は、お客様目線で店舗を見てみて、どんな順番で視線が移るか、考えるといいですよ。

外からのショーウィンドウの次、店内への入口、まっさきに飛び込んでくる場所はお店の一等地です。ここは、惚れ惚れするような素敵なディスプレイをこころがけましょう。

そしてここでハートをキャッチしたら、他のものも見てみようかなと、動きはじめます。

そうして中に入ってくると、洋服がハンガーにかかっていて、それぞれを見る。そしてそれらが区切りがついて、ちょっと後を見渡すと、また別の魅力的なディスプレイ。

そこに行くと、その周りには、また違う商品たちが。

そんなように、目移りするような配置がベスト。

そしてその島々で、吸引するディスプレイがあるといい。

つまりディスプレイは点在してあるといいんです。

それらのカテゴリーごとにシーンがわかりやすいディスプレイ。そして、それらの統一感を作ることで、お店全体の世界観が生まれていきます。

 

お客目線での視線

そんなように、お客様目線に立って、視線の移り変わりをデザインしてみましょう!

そして、それぞれに、シーンをイメージできるようなディスプレイを持ってくる。

そうすることで、滞在時間も長くなりますし、もっとこの店で探してみよう!ってなると思います。

そんな素敵なお店づくりのお役に立てると嬉しいです。

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。