形と色でどうやってスタイルを表すか~勝手にワクワク創作塾vol.41~

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性質の組み合わせを考える

こんにちは、デザインとマーケティングでお店をファンでいっぱいのワクワク空間に変える一級建築士、牧野直子です。

お客様に惚れられるようなお店にしましょう!って、私は言っているのですが、それはどうやっていけばいいんでしょうか?

大きく大ばっぱにいうと、そのお店の世界観を作って、それを統一していこうよってことです。

じゃあ、その世界観ってどうやって作るのかとなって、これが難しいのかもしれませんが、一番初めに考えないといけないことが、そのお店のテーマです。

お客様にそのお店を通じて、どんな時間を過ごしてもらいたいのか。どんな生活を提供したいのか。

例えば、

本を通して、家族のコミュニケーションが潤う生活

お洋服を通して、ローマの休日のような、ちょっとときめいて安らぐような休日

といった具合に。

そうすると、どんな人をそうしたい?となりますよね。

では、さらにどうやってそれをデザインに落とし込んでいくんでしょうか。

色にも形にも印象がある

色にも形にも人が受ける印象は大体似ています。だから、

全体を通して優しい雰囲気を提供していきたい

となれば、優しさを感じる色を選んで、やさしさを感じる形や字を選ぶ ということです。

色は瞬間的な見た目の印象に影響があるのに対して、形の印象は、ちょっとゆっくりですが、潜在的な部分に影響を与えることができます。

だから、この形と色を組み合わせることで、複雑で奥深いさまざまな感情や感覚を生み出すことができます。

 

形のやさしい印象 強い印象

形の特徴は角と線と面の形状で変わります。やさしい形は、角がなく、直線的でなく、表面の起伏があまりない、丸みをおびたなめらかな形。

逆に強い形は、角があって、鋭角だったり、直線的で、表面はゴツゴツしていたり。

自然界には、定規でひいたような直線的な形状はありません。なめらかな曲線形状は、人にやさしい形。反対に直線は人工的です。

色のやさしい印象 かたい印象

やさしい色は、淡い色、パステルカラー、茶系のアースカラーなど。かわいらしく見えますよね。

かたい色は、黒やグレーなどモノトーン。ビビッドな明るい色、赤、青、黄色などの原色。

モノトーンは洗練された印象を与えやすいし、ビビッドな色は元気を与えてくれます。

形と色

形と色の印象を組み合わせることで、さまざまなスタイルが生まれます。

流線形のやさしい形にビビッドな強い色を使うと、子どものおもちゃのような印象。

お店でも、外観や内装の形状、ロゴや看板の文字で形をあらわして、使う素材の色使いをかけあわせる。そうすることで、愉快だったり、優しかったり、安らいだり、元気になったり、いろんな感情を作ることができるんです。

そういった感情をベースに作ることが、世界観を作る上で役に立ちますよ。

お店のスタイル

お店のスタイルもぜひ考えてみてくださいね。

もし、どういう風にしたらよいかわからない、今のままで伝わっているだろうか、、と思われたら、ぜひ聞いてください。詳しくは、下のバナー「ワクワク創作塾」からどうぞ。

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。