こんにちは、牧野直子です。
私は大学は明治大学の建築学科に行きました。4年で研究室に入るんですね。
学生時代の素朴な疑問
そしてあるとき、疑問に思うことができるんです。同じ研究室の男性の同級生が、授業もないのに、となりの建物の大階段のある教室にしょっちゅう行ってるんですよ。
授業があって行くならわかるけど、何しに行ってるんだろう?って、とても不思議に思ったので、ある日、聞いてみたんです。
「いつも2号館になにしに行ってるの?」って。
そしたら、その人から意外の答えが返ってきました。
「うんこ、しに行ってる。」
その意外な答えに、拍子抜けしちゃったんですけど、その人いわく、研究室のある建物だと、学生がたくさんいて、落ち着いて大ができないし、恥ずかしいって言うんです。
へえ~、そうなんだ~。と納得した経験があります。
学校のトイレを恥ずかしがる子供たち
大人でもそういう人がいるくらいだから、子どもだともっといるみたい。
友達が近くにいる場所だと、大便を出来ないという子供たちは、かなり多いらしいです。
学校では大便をしないという子も。
特に男子は、小便と大便をする場所が違いますよね。
大便をするときは、個室に入らないといけない。
学校で、トイレの個室から出てきたら、「おーい、お前ウンコしてただろう~」みたいに、からかわれる、ということがあるようです。
私は女性だから、その経験がないんだけど、男性のみなさんどうでしたか?
学校のトイレは落ち着けない?!
教室からは、ちょっと離れた場所にあって、あの独特のタイルの床、壁。そして匂い。
ジメジメした印象のトイレも多いと思います。
特に小学校4年生ぐらいから、排泄する時の音や気配を知られるのを恥ずかしがる子が増えてくるそうです。
でも、おしっこやうんこといった生理現象を、恥ずかしいから学校ではしない、という子が増えてくると、成育にもよくない。
だからこそ、学校のトイレは明るく清潔な場所であってほしい。
トイレのプランニングやデザインで、その心理的なハードルはかなり下げられると思います。もっと、トイレが明るくて、楽しい場所になったらいいのにな。
トイレは居場所のひとつ
トイレって、友達どおしで、ぺちゃくちゃお話する場所でもあるし、居場所のひとつだと思うんですよね。
学校のトイレ、もっと明るく楽しいところが増えるといいなと思います。