こんにちは、牧野直子です!
子どもの発育と運動についてのお話です~。
子どもの発育がわかるスキャモンの発育曲線
子どもの発育の様子を簡単に表した「スキャモンの発育曲線」 というのがあります。
スキャモンの発育曲線をかーんたんに説明すると、
一般形、神経型、リンパ型、生殖型で年齢によって成長して形成されるスピードが違うというのが一目でわかるグラフです。
20歳で100%形成されるとして、何歳の時に、何パーセントぐらい形成されているか、というのがわかります。
どんなグラフかは、ぐぐれば出てきますのでそちらを参考 に!ってオイ!
4つの分野の発育
一応、その4つのタイプが何を表しているかっていうと、
①一般型
身長・体重や肝臓・腎臓などの胸腹部臓器。乳幼児期まで急激に発達し、その後次第に穏やかになり思春期に再び急激に発達していきます。
②神経型
器用さやリズム感を担う感覚器官・神経系の発達。出生直後から急激に発達し8歳までに90%、12歳までにほぼ100%発達します。
③リンパ型
免疫力を向上させ扁桃腺、リンパ節などのリンパ組織の発達。生後から12,3歳までにかけて急激に発達し、思春期には、200%近くまで成長し、その後は、大人になるにつれ、どんどん減ってきます。思春期にニキビが多いのはそのせいだね!
④生殖型
男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮などの発達。思春期で急激に成長します。
神経系の発達は早い!
一般型、リンパ型、生殖型の成長の過程は、子どもを見ているとなんとなくわかる。
でも、びっくらこいたのが、神経系!
12歳までに100%だってよーーー。奥さん。
もう小学校を卒業するまでに、完成しちゃうんだって。
神経系ってどういうことかっていうと、自転車に乗れるように体で覚える、といった感覚など、運動能力が神経系の発達らしいです。
体で覚えてるっていうやつね。
大人になってから、自転車乗ろうとしたり、スキーをすべろうとしたりすると、とんでもなく大変らしいですもんね。
幼児期には豊で変化のある園ですごす時間がとても重要!
神経系の発達は、子どもたちが関わる環境でサポートすることができる。
山や谷の大自然の中では、斜面はたくさんあった。そこですごす子供たちは、神経系がバシバシ育ってたわけ。
でも、今、子どもの遊び場はどんどん少なくなっています。
そして、公園であまり遊ばなかったり、公園に行っても、みんなでゲームしてるなんてことがあるわけです。
それじゃ、健全な成長はありえない、ってことが証明されてるわけなんやね。
保育園、幼稚園の園庭は、とくに、自然をまねた斜面をたくさん取り入れるべしってということです。
遊具にも、いろいろそういったことを取り入れていきたいですね!