依頼者がワクワクするようなリフォームとは。有吉ゼミのヒロミさん八王子リホーム「伊豆大島無料塾」のリフォームを見て

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こんにちは、牧野直子です。

TV番組の有吉ゼミで、B21スペシャルのヒロミさんがリフォームをするコーナーがありますよね。寝正月だったおかげで、見ることができました。とっても心があたたかくなって、いいなあって思うリフォームでした。

寝正月もいいもんですね笑。

伝説のリフォーム番組 ビフォーアフター

リフォーム番組と言えば、建築家がデザインする「ビフォーアフター」という番組がありましたよね。

「なんということでしょう~」とサザエさんの声の方がナレーションするこの番組は、国民的な番組でしたね。こちらもとても大好きでよく見ていて、なるほど~!!と思うところもたくさんありました。

でも、出来上がったお部屋のデザインは、どことなく似ているんですよ。建築家が作るセンスってあるんでしょうか。建築家が好むデザインって共通しているな、なんてことも思っていました。

建築家が好むデザイン

どんなことが好まれているかと言えば、なるべくムダをそぎ落として、部屋の間取りも飾りけも極力シンプルに。

使うフローリングは、無垢材のフローリングで、壁はシンプルな白で、空からは、光があふれるように、トップライトがあって、、というようなことです。

ヒロミさんの八王子リホーム

それに対して、ヒロミさんのリフォームの仕上がりは、まったく違う。

どうやったら、依頼者がワクワクするようなデザインになるか、それが根底にあると思うんです。

すべての回を見たわけではないですが、私が見た時の共通点はそうでした。

今回は、伊豆大島の無料塾をリフォームしていました。リホームってあえて言ってますよね。そうやって言葉を変えているには、何か意味があるかもしれませんね。

TVだし、どういったお金の流れになっているかはわかりませんが、ここまでやる!?というような細かい細工や心遣いがあるわけです。

子供たちが、ここに来ることが楽しみになるような学びの舎ということで、コンセプトは「ハリーポッター」

そこで、ホンモノの暖炉を作り、地域の人たちも集う憩いのスペースを組み込んだり、壁の一角をボルダリングウォールにしたり、授業スペース、自習スペース、集中スペースをゆるく分けるパーテションを洞窟風にして作ってみたり。

床もレンガに見える塗装を行ったりして、見事ハリーポッターのような学び舎を作っていました。

そんなアイデアがとても優しいですよね。

プロだと、床も本物のレンガにしたいって思うかもしれません。でもそこはあえて、コンクリートにレンガのマスキングをして、レンガ風に塗装するだけ。

子供達が喜ぶような空間を作るには、力を入れるのは、そこじゃないんです。

どこに力を入れて、どこまで作り込むか、このバランスや味付けが絶妙だなって思いました。

私も目指すところは、そういったところ。ヒロミさんの、お客様の心をワクワクするデザイン、とても参考になりました。こんなデザインを私も追及していきたいと思っています。

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。