「3」という数字がディスプレイではポイント

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こんにちは、牧野直子です。

ディスプレイをする時、なかなか決まったようにいかないなあ、センスよくできないなあって思うことはないでしょうか?

そんな方たちのために、記事をまとめます。

今日、覚えてほしいのが、「3」という数字です。

例えば、棚があって、そこになんでもいいんですけれど、キャンドルを飾るとします。

1個だとなんだか寂しい感じ。

さらに同じものを並べてみる。

同じものが2個並ぶと、どっしりしすぎるような感じがします。

さらに同じキャンドルをもう1個並べてみる。

つまり同じものを横に3つ並べてみるというわけです。

そうすると、あら不思議。なんとなくセンスよく飾られているように感じることができると思いますよ~。

これは、3個にすると、ポンポンポンとリズムが生まれてくるからなんです。

 

【3個飾ってみて】
なんだかディスプレイがかっちり決まらないなあ~という時、同じものを3つ並べてみて。
そうすると、あら不思議。リズムと動きが出てきます。
2個だとかっちりしすぎ。奇数の3個だと動きが出てくるのです。

 

日本人はアシンメトリーが好き

西洋の庭園はかっちりとしたシンメトリーですが、日本庭園や床の間などは、左右非対称=アシンメトリー。

活け花だって、左右対称ではなく、どちらかにボリュームを持たせたりして、左右非対称に活けた花の方が芸術的ですよね。

ちょっとくずしたところ、ちょっと外したところに粋を感じるのが日本人なのです。少なくとも私たち日本人は、そのような感覚を持っている。

だから「3」という数字は、そんなちょっとくずす感覚を作りやすいのです。

 

三角形を意識する

同じものを3つ並べるだけでも絵になりますが、次なる発展形は、これ。

小物をセンスよく飾るルールは、「三角形を意識すること。」

同じものばかりディスプレイできないよ、っというのが普通ですよね。次に考えるのは「三角形」です。
高い、中くらい、低いアイテムを3つ選ぶ。

これらを三角形になるように置く。

こうすることで、バランスよく整います!

 

テーマを決める

では、その高い、中、低いアイテムをどう選べばよいか。

そんな時のコツは、「テーマ」を決めること。

たとえば、「旅」「ハロウィン」「食欲」などです。

旅だったら、フレームに入った旅の写真を「高」。エッフェル塔の置物を「中」。エアメールの便せんを「低」というようにするということです。

そしてそれらを三角形になるように配置すれば、おしゃれにまとまります。

 

以上、ディスプレイの「3について意識する」ということをお伝えしました。

参考にしていただいて、素敵なディスプレイを作っていただければ嬉しいです。

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。