お客様がお店に入りやすくするための「逆転の発想」とは?

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こんにちは、牧野直子です。

入りにくいお店と入りやすいお店の違いは、どこにあるのか、ということを、こちらの記事でご紹介しました。

入りやすいお店、入りにくいお店は、どこで判断されるの?

それに関連したお話です。

 

お客様が入りやすいお店の条件

お客様が入りやすい店の条件として、重要なことはなんだと思いますか?

ひとつは

「このお店に入ることが、自分にとってメリットがある」

と思わせること。

もうひとつは、

「この店に入っても、何も買わずに出てくることが簡単である」

と思わせることなんです。

この、何も買わなくても、気まずくならず、店の外に出られる。っというのは、意外や意外、重要なのです。では、これをどうやって作ることができるのか。実際に見てみましょう~。

 

お客様の逃げ場を作る

気まずくならず、何も買わずにでやすくする一つの方法は、「お客様の逃げ場を作ること」です。

例えば、狭い入口が一つしかなくて、しかもすぐに店員さんが、待ち構えているようなところは、入るのも勇気がいるし、一旦お店に入ったら何も買わずに出るのが難しいような気持ちになってしまいます。

逃げ場がたくさんあるようなお店をイメージしやすい代表格は、ドラッグストア。

入口の扉ってないですよね~。

歩道に対して、商品を置いている棚以外は、ほぼ店内に入る通路になっています。

そして、お店に入ると、店員さんは、品出しやレジで忙しくしていて、声をかけられるような雰囲気はしません。

このドラッグストアの作り方を参考にすればいい。

でもドラッグストアは、お店の規模が大きいから、そういう間取りにできるんでしょ!って思われるかもしれません。

小さいお店でも、取り入れることはできます。

 

規模の小さいお店でどうやって、逃げ場のあるお店を作るのか

昔ながらの八百屋さんや、魚屋さんは、全面オープンになっていますよね。

店内の雰囲気が、一発でわかります。

あとは、入口に近いところに、店員さんがいないこと。

または、店員さんがいる場所が、入口の真正面じゃないこと。

もしも入口の真正面だと、お店に入った瞬間に、目と目があってしまって、ちょっと気まずい感じになってしまうかもしれません。

逃げ場があるお店とないお店の違い

以上、まとめると、

 

逃げ場のないお店

入口が狭い

店員空間と客空間があいまい

店内に入ろうとすると、店員と目があってしまう

 

 

逃げ場があるお店

店員空間と客空間が明確

入口が大きい

入口付近にも商品がたくさんあり、ウインドウショッピングがしやすい

お店に入る時に、店員と目が合わない

 

といったことになります。

参考になれば幸いです!

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。