こんにちは、牧野直子です。
新宿ワシントンホテルで用事があったので、ちょっと早めについて新宿の街歩きしてみました。
長年、新宿区に住んでいますが、新宿周辺はきっと値段の高いところしかないんじゃないか、という先入観があったかも。都営新宿線と京王線の駅のあいだの新宿京王モールなんて、意外と買いやすい価格帯のお店で、おしゃれなものがあったのでびっくりしました。
洋服は、お盆と正月に尼崎の実家に帰ったときに買うのがほとんどなので、選択肢が増えましたね。
新宿京王モールと、ルミネ新宿あたりをうろうろしたので、その中で感じたことをいくつかまとめて勝手にワクワク創作したいとお澪ます。
監視カメラが逆効果
あるブティック。ディスプレイもおしゃれで、いいセンスのお店です。でも、気になった点がひとつ。それほど広くて全然目が届かないって感じでもないのに、天井の四隅に防犯カメラがついてたんですね。
そんなに必要??って思っちゃいました。防犯のためにつけているのだろうけれど、それって、なんだかお客様を信用していないように思えてしまう。
楽しい買い物をしにきているのに、なんだかテンションが下がってしまいますね。
それに自分がウインドウショッピングで、買おうかどうしようか迷うのもショッピングの楽しみ のひとつなのに、そんなに監視されているようじゃ、買わないで帰るのが罪悪感を感じてしまう。
そうなるとカメラがお客様のウキウキ心をうばってしまっています。監視カメラは数を減らして、その分、店員さんの接客で対応していただければなって思いました。
古きよき質感とくたびれた質感
あるブティックは、入口正面の一番押しのディスプレイコーナーのテーブルが、ペンキがはげたテーブル。
あるブティックは、古めかしいテーブルでしたが、それがアンティークのような趣を感じるテーブル。
どっちがいいかと言えば、後者です。はげはげのペンキのテーブルは、それだけでがっかりしてしまう。その上にある洋服まで残念な感じに見えてしまいます。
これは床材にも言えること。
化学系の長尺シートだと、はげてきたりめくれてきたりすると、とたんに安っぽくなってしまいます。
それが自然素材だったら、古くなるのは逆に味が出てきます。そのあたりも含めて、最初に検討したいですよね。
裏を見せない
ある靴屋さんでは、陳列什器の下がストック置き場になっていて、それを布で隠していたのですが、その布がレンガ柄の布で、レンガがひらひらしているのもちょっとおかしいなって思いました。
しかも陳列什器の棚がガラスなので、ガラスを通して、その下にしまってある靴箱の山が丸見えなんです。ここは、一番下の段だけでも、ガラス棚の上に布をひいたりして、下が見えないようにしてほしいなって思いました。
俺のベーカリー
新宿京王モールを歩いていて、おっ!このお店いいなあ~って思ったのが、「俺のベーカリー&カフェ」でした。
【新宿 俺のベーカリー&カフェ】
通路を歩いていると、そこからゆるやかなカーブのカウンターがあり、そちらに引き込まれるようなデザイン。お店の正面の位置には、一押しのディスプレイに、牛さんのぬいぐるみ。
カーブのカウンターの反対には、カラフルな色の壁があって、その対比がかわいらしい。
おお~!このパン試してみようかなって思わず思いました。
でもね、次の予定もあって時間が決まっていてカフェに入る時間もないし、パンの袋をパーティに持っていくのも恥ずかしいし、、ということで、またの機会にしたんですけれども。
こんな風に、パッと見て、提案力のあるワクワクするお店っていうのは、その時は時間がなくて何もなかったとしても、今後来たときは、そこに行こう!って、なるんですよね。
この前に、自由が丘を歩いていたときも、巨大な牛が目立つソフトクリーム屋さんミルクランドがとても気になったのですが、その時は買わなかったですが、2回目の街歩きのときは、最初から、ミルクランドのソフトを食べるぞ!って思ってましたから。
【自由が丘のミルクランド】
いわば広告塔のような内装
ちょっとあのお店良さそうだな~って記憶に残る。
その時は、まだその存在を知らないから、そこで購入したり利用したりできないかもしれない。でも、
かわいい!とか、素敵!とか、おしゃれ!とか、心のフックにひっかかったものは、記憶に残るんです。そして、次にそこに行きたい!って思うようになる。いわば、お店のトータル的なデザインが広告塔になっているのです。
だからこそ、ワクワクするようなお店作りを私はオススメしているわけです!ぜひそんなお店づくりに挑戦していただければ嬉しいです。