こんにちは、牧野直子です。
環境って何かな?って
私は、演劇がコンテンツとすれば、その舞台セットなのだろうなって思ってます。
同じ演劇をしていても、
何も背景がないところと、舞台セットの背景に、それを連想させるものがある時では、その演劇の受け取り方が変わってくる。
感受性が高くなってくる。
たとえば、ごっこ遊びを子供達がしたい、と思う環境って何だろう?
ごっこ遊びに最適な小さい家があったり、ごっこ遊びの連想をさせる絵本があったり、
ごっこ遊びで使いたくなるようなアイテムがいろいろおいてあったり。
ごっこ遊びに必要な人数がそろっていたり。
そんなところかな。
例えば、演劇の舞台セットを自分たちで作ってみる、というのもダイナミックなごっこ遊びになります。
それには、シンプルな板でできているカプラなどの積み木はとても汎用性が高いんですよね。
ピースさえ十分にあれば、お家やビルだって作れる。それがあると、どんどん創造力が膨らみます。
遊び方が規定されているおもちゃは、作り込まれていて面白いかもしれない。でも子供の想像力は身に付かないし、その遊び方に飽きる、という最大のリスクがある。
汎用性のあるおもちゃは、遊び方のパターンを子供達が探そうとするから、どんどん広がっていくんです。
シンプルなものほど、多様性がある。多様性があるほど学びが多いっていうことですね!