こんにちは、牧野直子です。
自由自在に作ることができるカプラ
木でできたカプラというフランス生まれのブロックがあります。
近所の児童館で、カプラのインストラクターさんを招待してカプラを制作しようというイベントがあったので、息子と夫と一緒に参加してきました。
カプラは、固いフランスの松の木で、1:3:15という大きさに切ってあるブロックです。
カラフルな色は何種類かあるけど、基本は、すべて同じ形。これ以外にはありません。
カプラは、実家の母が、子供たちが遊びに来た時に、年代問わず夢中になれるものは?とおもちゃ屋さんに聞いて、一つ選ぶならこれ!と推薦してもらい、買っておいてくれていました。
200ピースのカプラ
百貨店のおもちゃコーナーに置いてあるのは、ほとんどこの200ピース。実家にあるのもこれです。
実家に帰って、一回は大体遊ぶけど、それ以上はあまりやらないというのが現状でした。
でも、このイベントに参加して、それはカプラの奥深さに気づいていないからだったんだ、と気づいた。
カプラの面白さを知っている人から、リードしてもらえば、いくらでも無限の可能性がある。そのトビラを開いてもらった感じです。
今回20名ほどの児童とその親が参加していました。
1.乳児から年中さんのグループ
2.年長さん、小学校1年生のグループ
3.小学校2年生以上のグループ
この3グループに分かれて、それぞれの作品を制作。
私たちは、息子が年長なので2グループで、親子のキリンを作成。
親キリンを大人担当、子供キリンを子供が担当というように作りました。
親キリンは、夫の身長と同じくらい。180cmはあったと思います。
カプラの積み方はたった3種類だけ。
1. 寝る
2. 起きる
3. 立つ
これを組み合わせていけばよいんです。
最初は、正方形に、寝る2本、その上に起きる2本、これを交互に繰り返していきます。
そうすると、だんだんキリンの足が出来てきました。
4人で手分けしてそれぞれの足を作ります。
そうして、その上に胴体を作っていきます。
これが自分ではわからなかった。でも教えてもらうとなーんだ、という感じ。
下に手をそえて、支えながら、寝るを交互に置いていきます。
何本かおいていくと、手を放しても大丈夫なように安定してきます。
だから、離れている足の上でも、胴体を作れるんですね。
これが一番の収穫でした。
それから、お尻側の胴体をちょっとずつ中にしぼませていきます。
ある程度積みあがったら、今度は足を作った要領で、長い首を作ります。
その上に、インストラクターさんが作ってくれた顔をのせてくれたら、キリンの出来上がり!
もう出来上がった時の満足感と言ったら!
カプラは必ず同じ高さになるように作っていかないと、その上がぐらぐらしてしまって完成できないそうなんです。
子供たちが作っていた方は、胴体部分に一か所、斜め渡しをしていた部分があり、インストラクターさんが、その高さより上の胴体を思いっきり崩してしまいました。
こうなると、崩すしかないんだそうです。
子供は半泣きでしたが、もう一度、やり直しました。
大人キリンのほうは、インストラクターさんが、もう少し高くつくりましょう!とどんどん首が高くなっていって、お母さんたちじゃ手が届かず、最後は主人が組み上げていました。
でも、ぐらぐら、今にも倒れそうです。
そこへ、インストラクターさんが、ちょちょいと揺れてるのを治してくれたのは、鳥肌が立ちました。
最後は、おしりの部分にしっぽをさすんですが、これを刺して崩れてしまったら、みんなに悪いと、誰も勇気を持てなかったのですが(笑)、インストラクターさんが、おしりにしっぽのカプラを入れてくれて、なんなく終了。
やっぱりプロはそういうところが違うんですね。
小学生グループは、巨大なアジア系のお城、年少さんグループは、線路の周りにタワーを作って町。難易度によって、いろいろ作品ができあがりました。
そして最後は、崩します。
カラカラカラって、木の音がこれまた心地いい。
全員で、箱につめる作業までちゃんとやりました。
「起きる」をずっと並べて、その状態で箱に入れていきます。これで、1000ピースの箱にきちんと収まりました。
全部で1万ピース持ってきていただいたとのこと。これだけあれば30人で楽しるようです。
2時間がとにかく、あっという間でした。大人も楽しめました。
カプラは、想像力、集中力、仲間との協力、いろいろな力がはぐくまれそうです。
家にも欲しいなあ、と思った一日でした。でも高いから、、、。ポーンと買えるぐらいに稼ぎたいものです。