回転率をあげたいならこれ!光によって気持ちをコントロールすることができます。

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こんにちは、牧野直子です。

光を変えるって、とてもお店の印象が変わるんですよね。

電球を変えたり、フロアランプやテーブルランプを付け加えるのだったら、大きな工事は必要ありません。家具の範囲で、印象がとっても変わります。

今日は、光の話です。

光の色は自然と連動している

前にも太古の記憶は、人間の体にしみついているといったかと思います。

光に関しても、まったくそれと同じことが言えるんですね。

つまり太陽の光を考えればいいということ。

太陽の光は、朝、東から登って、昼に向かうにつれてどんどん高くなり、夕方、西に沈みます。

昼間の光は、明るく青白い光。夕方の光はオレンジの光。

昼間は、働く時間で、夕方以降は、働くのを終わりにして、ゆっくり安らぐ時間。

その記憶が無意識に身体にインプットされているわけです。

 

光によって気持ちがコントロールされる

つまり、明るく煌々とした照明は、昼の太陽のように、働こう!という信号。
夕焼けのようなオレンジ色の光は、人を安らげる光。
自然の色も、照明の色も、人間にとっては同じ働きです。

だから、この原理を使って、どういう状態をつくりあげたいか、ということがコントロールできるわけです。

光の色で滞在時間が変わる

例えば、飲食店の例。

ファストフードなど、お客様の回転率を上げて、どんどん早く入れ替えたい飲食店は、明るい光になっているところが多いと思います。

お客様も、食べたらすぐ出よう、という意識が働きやすいからです。

逆に、料理や雰囲気をじっくり楽しんでもらいたいお店は、落ち着いた光にしているところが多いと思います。


明るい光は昼、オレンジの光は夕方、って考えれば納得ですよね!

光を当てる高さも関係してくる

最初に、太陽の高度についてもふれましたが、高度についても同じことがいえます。

頭の上の高い位置から、均一的な明るい光がふってくると、昼間の働こうという信号です。

逆にフロアランプなど、低い位置にあるようなランプは、夕方に沈みかけの太陽です。

こういった照明で、多灯を使い、間接的に散らしてあげると夕方の雰囲気に近くなります。

このほうが安らぎが生まれます。

また、間接照明で、低い位置、高い位置、中くらいの位置と、光で三角形を作るようにしてあげると、一気に空間が立体的になります。

以上、光についての考え方でした

まとめ

太陽の光を考えると、リラックスかシャキっとさせるか、光によって、気持ちに変化をつけることがでいます。

光は、大きなリフォームなしでも大きな変化が作れますので、チャレンジしてくださってもいいかなと思います!

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。