Eテレ「芸人先生」和牛×飲料メーカー(前編)から、コミュニケーションを学ぼう!

和牛1

こんにちは!牧野直子です。

Eテレで、「芸人先生」という番組が始まりました!

漫才にコントに活躍している芸人さんが、企業に出向いてビジネス講座を行うという趣旨の番組です。

私は常々、お笑いはコミュニケーション能力につながる!と思っていたので、まさにそれを体現してくれた企画。
これを見つけたときには、めちゃくちゃ興奮しました!

芸人先生、初回は和牛が先生

M1グランプリで2年連続準優勝の和牛が第一回の先生です。

生徒が所属する会社名は大手飲料メーカーと紹介されていましたが、たぶんキリンビールです(笑)

登場してすぐのとき、和牛が、自分たちのことを、

「M1という漫才の日本一を決める大会で2年連続、準優勝。みなさんの気持ちをものすごくわかるし、僕らの気持ちもみなさんにわかってもらえると思う」

と紹介して、自分たちの立ち位置を紹介するとともに、ぐぐっと親近感をわかせるような紹介で、見事!と思いました。

最初の30秒を制するものが営業を制する

最初のテーマは「ファーストコンタクト」で、
初めて対面する人に、どうしたら話を聞いてもらえるかという話。営業の方には必須ですよね~。

最初の30秒を制するものが営業を制する

全然知らない相手でも、30秒ぐらいは話を聞いてくれる。
その30秒のあいだに、おお!っと思う話をいれていこう、ということでした。

実際の和牛の漫才の開始30秒の映像。
川西さん「なぞなぞっていいですよね。」と言う流れでしゃべっていたら、ボケの水田さんが「なぞなぞって子供の遊びやん。大人にとったらなぞだらけや。」
といって、笑いのツカミを30秒以内に入れてくる。

次に、恋をしている。という漫才のときは、夜眠れなくて、昼寝てる。と最初のツカミを30秒以内にもってきている。

他のネタでは、開始の二言目が、最初の挨拶と思いきや、ネタの導入になっていたり。

とにかく最初の30秒が練りに練られている。

エレベーターピッチ

営業コンサルタントの和田裕美さんが影アナのように解説する、というのも面白い!

30秒約250字の中で言いたいことをプレゼンする「エレベーターピッチ」の話が出ていました。

まさに、30秒 のチャンスなんですよね!

 

緩急を意識しよう!早口言葉を上手に使え

そして次に出てきたキーワードが、
「早口言葉を上手に使え」

緊張の早口と狙った早口は全然違う。
言葉の緩急を意図的につくることで、
印象に残る話し方ができるとのこと。

M1でもやってた仲居さんのネタが出てきましたね~。

ビールのつぎかたが悪く泡ばかりになってしまったお客さんと仲居さんが、早口でそれぞれ主張を言い合うのですが、最後に、いったん間をためて仲居さんが、

「泡が多くて す、み、ま、せ、ん、でした~~。」

って急にゆっくりしゃべる。
ここでドカーン!と笑いが起こる。

今まで早口でいいあっていたところに、一旦間をおいて、ゆっくりしゃべることで、ゆっくりしゃべったところが印象的になるんです。

滑舌のよい早口 + 間 + 主題

スティーブジョブスの演説でもそうですよね。
紹介したい新製品や、おすすめする理由の前にいったん間をおいて、そこをガツーンとゆっくりしゃべる。
そこで印象的になるんです。

早口も場合により有効なので、早口を効果的に使うには、
とにかく滑舌をよくすることが大事だとのことでした。

短所と思われがちな早口も、長所として活用できるという話が印象的でした。

 

お笑い芸人さんのネタから、コミュニケーションを学ぼう

この番組、お笑い芸人さんのネタ作りに対する姿勢も感じることができます。

これを見てから、ほんとのネタを見たら、より楽しくなりそう!

ビジネスもお笑いも両方面白くなりそうです。楽しみにしています!

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。