芸人先生#3バイきんぐ「創る切り口講座」から学ぶアイデアの出し方

バイキング02

こんにちは、牧野直子です!
私のドストライクゾーン、お笑いから学ぶ「芸人先生」からの考察です。

芸人さんが、ビジネスマンたちにビジネスを教える番組。
お笑いはコミュニケーション力につながる、という企画主旨。

本当に楽しみで楽しみで仕方ないです。

今日は、キングオブコント優勝のバイきんぐが先生

創る切り口講座

おもちゃメーカー タカラトミーの企画アイデア出しに困る生徒さんたちに、バイきんぐ小峠さんがネタ作りのアイデアの出し方を伝授されています。

バイきんぐの創る切り口講座。

0から1を作る作業は、とても難しい。
でも、それに比べると、
1から2にするのは、発想が出てきやすい

奇をてらったもの、斬新なアイデアを「0」と例えて、そこから共感を得られにくいとおっしゃっています。

バイきんぐも昔は、唯一無二を考えていた
それれは自己満足で、他人から共感を得られないのだそうです。

新旧のネタ比較

そして、昔のネタとキングオブコントで優勝したネタの考察比較です。
ビフォーアフターの比較はわかりやすい。

昔のウケなかったネタを生徒の前で披露って勇気あるよね。
過去を笑えるぐらい成長しなきゃな、私も。

その昔のネタとは、

大工の棟梁が、お腹が痛いと言っている弟子の背中をさするんじゃなくて、かんなで削るというコント。

生徒さんの感想は、想像するとグロテスクで気持ち悪くなった。
いくらなんでも、大工の棟梁が背中をかんなで削るわけがない

つまり、共感されない、のめりこめないんです。
他は、巨人2人が、地球や土星、冥王星などをおもちゃのように遊ぶ、というコント。
こんなの設定が非現実的すぎるわっ。

それだと、設定を理解しているあいだに、ネタが終わってしまうんですね。

なんて日だ!で有名な優勝ネタ「帰省」での考察

そしてキングオブコントの「帰省」というネタ。
帰省というコントは、他のコンビでもよくされるコント。設定はありきたりでベタ。

でも加えたのが面白い「切り口」
切り口は「性転換」。
もし音信不通の娘が、性転換して帰省してきたら、という設定にしたわけだ。

ひょっとしたらそういうことあるかもしれない、と思わせる設定がうまい。

帰省が発想が1だとしても、それに性転換の発想が10だとすると、それは10倍面白いネタになる。

もともとのネタがありえない0だとしたら、そこに何をかけても0だから、面白くない。

タカラトミーのヒットの法則

タカラトミーの伝説の社員さんも、ユニコーンや鳥とライオンがあわさったものなど、空想上の動物でおもちゃを作っても全く売れなかったとおっしゃっています。
子供たちが想像できる動物、想像できる動きにしてあげないと、子供たちの発想が広がらないとおっしゃっていました。

一緒ですね!

バイきんぐの創る切り口講座 まとめ

バイきんぐの創る切り口講座
1. 設定はベタを選べ
誰でも理解できる。
2 新しい観点で切りこめ
帰省(よくある=1)×性転換(面白い切り口=10)=10

共感できる状況を設定し、切り口でどんどん変化をつける。

これがアイデアを出すコツ

フライパンだって、底から見たら切り口が変わるよね。

おまけ オズボーンのチェックリスト

ちなみに、アイデア出しで有名なオズボーンのチェックリストの 9 項目。これも、バイきんぐが言っている、よくあるベタのものを切り口を変えて考える方法をまとめたものなので、参考にのせておきますね~。

転用、 応用 、変更、 拡大、 縮小 、代用、 置換、 逆転、 結合

ほんと、芸人先生、ためになるわ~!また楽しみにしたいと思います!

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。