こんにちは、牧野直子です。
友人の社長が、とてもいいブログを書いていた。
悔しさから生まれるエネルギー、楽しさから生まれるエネルギー、というタイトル。
ちなみにこちら
そのブログから発想が生まれた記事 になります。
悔しさから生まれるエネルギー、楽しさから生まれるエネルギー
思い返したら私は、ずーっと悔しかった。
なにもわからず、デザインって楽しそう、っていう思いだけで、建築という男社会を選んでしまったから。そして、選んだ時には想像もしえない苦労ばかりが降りそそいだから。
悔しさばかりの半生
今までのの半生、例をあげれば悔しいことばかり。
学業もいい成績を取って、卒業設計だって上位だったのに、女性という理由で就職の推薦をもらえなかったこと。
派遣のときに社員の人をおさえて社内コンペで選ばれても、仕事が与えられるどころか解雇になったこと。
女性だという理由で、現場に連れていってもらえなかったこと。
若い女性だからという理由で、契約した案件を白紙に戻されそうになったこと。
子育てしてたらこんなハードな仕事なんて出来ないでしょ、って、仕事を回してもらえなかったこと。
ほんとにずーっと悔しかった。
今、思い返してみれば、ずーっとずーっと悔しかったんです。
一生懸命がんばってきた医療モールのプロジェクトも、こんなに差別される女性って悔しいからいい仕組みを作りたい、という負のエネルギーが中心だったのかもしれない。
悔しさが原点にあると、いい結果につながらない
女性だって、男性と同じようにバリバリ働きたい。なにくそ~!って踏ん張るから、がんばっても、いい結果が表れないんだよね。
当人は、こんなにがんばってんのに~~~!!って必死なんだけどね。
歯を食いしばって、がんばってるから、結果が出ないと余計に苦しいんだよね。
でも、自分が持っている時間は有限。
同じエネルギーをかけるんなら、楽しいからやる、好きだからやる、のほうにかけないと。
楽しいから時間を忘れて没頭する
他の人から見たら、がんばってんなーって思うことも、本人からしたら、楽しいから時間を忘れてやっちゃうの、っていう感じやね。
没頭する、っていう表現がいいかなあ。
大好きなことを仕事にすること
建築が大好きで、好きだからたまらない、っていう思いはあっても、
どうせ稼げない職業なんだ、どうせ女だから報われないんだ、という気持ちが根底にあったら本人は知らないうちに、その考えにそまってしまう。
全然稼げなくて、私は何をやってもうまく行かないって泣くか、
100円でも支払ってくれる人がいたら、私はプロです!って胸をはって言えるか、
その違いは大きいかも。
決して、自分の対価を低くしてはいけないのだけれど、大好きなことを仕事にするってことは、お金が稼げなくても、自分がお金を払ってでもそれをやりたいかどうか、という気持ちを持ち続けることができるかだと思う。
自分が楽しいから、まわりの人を楽しませたいから、そうやって生まれたエネルギーは、悔しいからなにくそ~!というエネルギーの何倍ものエネルギーになる。
いやいや、数学でいったら絶対値が同じ値をかけても、-5をかけたものと、+5をかけたものであれば、まったく結果は違うもんね。
そういうことです。