こんにちは、牧野直子です。
子供たちがまだ小学校にあがる前、私は毎日、絵本を読み聞かせていました。たまたま保育園のすぐ近くに図書館があったので、10冊ずつ借りてね。
そんな絵本の中でも、特にワクワクするのは、シカケ絵本。ポップアップになっていて、本を開いたら3Dで飛び出してきたり、本に穴があいていて次のページとその穴が連動しているような絵本。
いろんなタイプがあります。
そんな絵本の中で、一番有名なのは、はらぺこあおむしかな。
あおむしが食べたように、果物の中に穴があいているよね。
私はエリック・カールのあの色彩感覚も大好き。
穴の開いた絵本の魅力
他にも穴があいた絵本っていろいろある。
それらは共通して、普通の絵本よりも、ちょっとしたシカケなのに、次はどうなるんだろう、どうなるんだろう?っていう気持ちが、増幅するような気がする。
じゃ、どうして穴のあいた絵本って魅力があるんだろう?
それは、きっとその穴が、次の世界へ導くワープの穴のように思うからかもしれない。
次のページをめくるドキドキ感、ワクワク感が、その小さい穴から感じることができるんだと思う。
3Dになったら楽しいはず
きっとこんなシカケ絵本が立体になって、建物になったらとても楽しいんじゃないかな?
ということで、そんなコンセプトでワクワク住宅を考えてみよう。
ページをめくるたびに、新しい世界が待っている。次に次にってくる世界観だよね。
きっとこれは、世界中を旅したい旅行好きさんにぴったりじゃないかな?
世界中を旅したい人のためのワクワク住宅
普通の住宅なら、リビングにダイニング、家族の寝室などが廊下でつながれている感じかもしれない。でもそれってそうでいけない理由はない。
それらの部屋がそれぞれつながっててもいいと思う。
そして、住宅って、壁が白で床はフローリングの木の色でって、いうのがほとんどですよね。
ワクワク住宅っていうぐらいだからそうじゃなくてもいい。
世界中を旅したい旅行好きさんのための家なら、それぞれの部屋が、世界各地の絶景だったらすごくいいんじゃないかな。
例えば、リビングは水に浮かんだ南国のモルディブ。寝室は、神秘的なフィンランドのオーロラ。
エッフェル塔がライトアップされたパリの夜景だったり。
絶景の写真が部屋中いっぱいに広がっている。
そしてそれらの部屋と部屋をつなぐ穴の中を通って、次の世界へ移動。
そこは次の世界の入口で、次の世界の風景がちょっとだけ垣間見える。
家の中の移動が、異次元をワープするかのような感じの家。
そんな住宅に住みながら、次はどこに行こう?ってワクワクしながら準備をして、その夢の世界に行く日を待つ。
本を読むだけでも、今日はパリで読もう!今日はスイスの山で読もう!なんて、気分が毎日変えられる。
そんな旅行好きさんのためのワクワク住宅でした。