こんにちは、デザインとマーケティングで、お店をお客さまから愛されるワクワク空間に変える一級建築士、牧野直子です。
飲食店におけるトイレの重要性
このブログでも、私は何度も書いていますが、飲食店に置けるトイレの重要性はとても大きいと思っています。特に女性は、トイレがキレイじゃない、匂いがある、散らかっているなど、負の要素を感じてしまうと、一気に幻滅してしまいます。
どんなに美味しい料理を出したとしても、トイレの印象で、それが変わってしまうのです。
そもそも飲食店は、食べ物を扱う場。いくら適切な食材管理をしていたとしても、トイレが汚いだけで店自体が不衛生という印象も与えてしまうかもしれません。
また女性にとってトイレは、化粧直しの場。自分をキレイに保つ場所。それが不快な場所なら、気分が悪くなるのは当然です。
飲食店のトイレの基本「清潔さ」
飲食店には清潔なトイレづくりが求められます。これはあくまでベースです。ここが整ってから、次です。
ですので、清潔に保つ工夫をまず書きますね。
便器が汚れていたり、床が水浸しになっているような状態は、不潔なイメージを与えてしまいます。
【床】
古いトイレは、床も水で流せるようにと、床もタイルのところが多かったです。しかし今は、建材も進化してきていて、カラッとする乾式のトイレの床材も出てきています。
古いタイルの上から、貼るように工事をすると、作り替えるよりもキレイに安く仕上げることができるので、古いタイルのトイレはこういう方法も考えてみてください。
【便器】
便器が汚れているのは、こまめに掃除すること。
一度ついてしまうとなかなか落とせません。それはキモに命じ、掃除を徹底しましょう。
あまりにもきたなかったら、いっそのこと便器を新しくしてしまって、新しい気持ちでスタートするのがいいかもしれません。
【清掃用具】
清掃用具が客から見える場所にあるのも、マイナス要素です。
清掃用具は目に見えない場所へ。ドア付きの棚に入れておくことが望ましいです。もしドア付きの棚がなければ、突っ張り棒と布で目隠しを作るなど工夫してみましょう。
【匂い】
また、汚れだけでなくニオイも重要なポイント。消臭剤を置くなどして、ニオイ対策をしていきましょう。
【換気扇】
そしてトイレの換気扇がホコリがいっぱいたまっている飲食店をよくみかけます。
定期的に掃除をしていきましょう。
では、次からは、清潔さは満たされたとして、一歩上のトイレを作る方法を書いていこうと思います。