こんにちは、牧野直子です。
私も8月に子供たちと行ってきたお台場にある「チームラボ ボーダレス」。Eテレのデザイン番組、デザイントーク+で、特集をしていました。
解説を見ると、その作品の奥深さがわかりますよね。
チームラボボーダレスに、これから行ってみよう~、もしくは、また行きたいという方たちの参考になればいいなと思います。
チームラボ代表猪子寿之さんのインタビュー
デザイントークス+では、チームラボの代表 猪子寿之さんがインタビューに答えられていました。
私たちが8月に行ったときは、ほとんど前情報なしで、とにかく体験してみる、という感じでした。
同じ場所に行ったつもりが、前と違う映像が流れていて、違う場所に感じてしまったり、積極的に迷ってみようという説明でしたが、本当に迷って出口に30分弱たどり着けなかったり、、でもそのおかげで見過ごしていた部屋を見る事ができたり(笑)
最初はそれでいいですけれど、深いところを知らないと、行ってきたよ、で終わり。でもインタビューで深いところを知ると、もう一度行きたいって思いますよね。
【チームラボ 猪子寿之さん】
自然を感じた原体験をデジタルで表現
最初に行ったときに感じたのも、土、雨、山、風、、、など自然をテーマにしているんだなとは思っていました。
やはり、テーマは自然。
代表の猪子さんの出身地、徳島の自然がもとになっているのだそうです。
風にゆらぐ稲穂、ホタルの群れ、、、。
【自然界の風景をデジタルで表現】
季節に合わせて映像が変わる
秋だったら彼岸花をモチーフに、というように、季節によって、投影される映像が変わっているそうです。
私が行ったときは、ひまわり畑がとても印象的でした。
ということは、季節によって、また違う作品に出会えるということ。一度見たから終わりではないということですね。
作品も人にもインタラクティブに
鑑賞する人が作品の一部となったり、作品同士、作品と鑑賞者が互いに“境界なく”影響
し合う。
こちらは体感している人も多いかもしれませんが、
投影される映像が、人の動作によって変わったりしている。
ある展示場所でのカラスが、すべての展示場所を飛んで移動している
というように、
作品が作品によっても影響されるし、作品が鑑賞者によっても影響される。
そんなインタラクティブがあるんですね。
風を表現している場所では、人が立つとそこをよけるように、風が変化している。
まさに自然をあらわしています。
「ランプの森」
ここも、
人がたくさん入ると、それにつられて、ランプの色が増えていっているのだそう。そしてその色もお互いに影響しあう。
他者とともに作る「共創」だそうです。
これは、日常の社会でもそう。それを体現している、というわけです。
アートを通して世界の見え方を変えていく
なぜアートが好きなのか、という問いに対して猪子さんは、
アーティストが世界の見え方を提示してきていたからだ
とおっしゃっていました。
新しい視点を手にすることで、私たちが生活している社会もさまざまな見え方を感じることができ、広がりが生まれる。
アートの進化の歴史を考えてみると、常に新しいジャンルが創造されていることを考えると、このデジタルアートも新しい概念であり、新しい視点を私たちにもたらしてくれましたよね。
何度体験しても同じものはひとつもない
コンセプトだけでは受け入れられない。人に感動してもらって初めて受け入れられる。
だからこそ体感を大切 にされているのですね。
一度行っても、次は違う世界を見ることができる。
まだ、やっていなかったインタラクティブもやってみたくなる。
変化の意味を感じ取り、同じ空間に没入してみる。
そんなことを次に行ったときは、やってみたくなるなあ、と思ったインタビューでした。
みなさんも参考にしていただければ嬉しいです。