こんにちは、牧野直子です!
お笑いの法則に、「緊張と緩和」というのがあるのはご存知ですか?
私の大好きなダウンタウンの松ちゃんも、おっしゃってます!
“笑いは緊張が緩和された時に起きる”
ってね。
言葉で言われると、そうなんだろうなあって思うけど、自分が具体的に使うときにはどうしたらいいんだろう。
イマイチわからん。と私も思ってました。
緊張と緩和って具体的にはどんな感じ?
千原ジュニアさんが、こんな風に説明してくれています。
一番コケなさそうな人、意外な人、コケたら面白そうな人。それが大統領ってわけですね。
大統領(緊張)
コケる(緩和)
緊張と緩和を使った小藪さんのすべらない話
人志松本のすべらない話の中で、私がいっちばん好きな芸人さんが吉本新喜劇の小藪一豊さん。
他の芸人さんに比べて、話が長めだけど、絶対笑わせてくれる。そこまで面白いネタじゃないのに、小藪さんが話すと、それはそれは、お笑い話になってしまうのがスゴイ。
その小藪さんのすべらない話の中で、「お葬式」というお話があります。
それは、
学生のときにお葬式に参列したら、目の前にいたバーコード頭のおじさんの頭にカナブンがとまった。
そんな普通の人が話したら、なんでもない話になっちゃいそうなエピソードなんですが、この話がお腹かかえる話になる。
この話でも、
お葬式(緊張) 笑ったらアカン場面。真面目な場面。
おじさんがカナブンになんですが、葬式の場で「死ねっ」て言った(緩和)
というオチにつながります。
絶対に笑ってはいけない24時
大晦日恒例に、ダウンタウンがやっている「絶対に笑ってはいけない24時」ってありますよね。
あれは、そもそもが緊張と緩和
絶対笑ったらアカン状態(緊張)
笑わせる(緩和)
ということなんです。
和牛の漫才
漫才師の和牛も、緊張と緩和をこんな風につかってました。
早口でしゃべりたてる(緊張)
ゆっくりしゃべる(緩和)
緊張と緩和とは
緊張と緩和は、つまりは、「ギャップを作る」ということですね。
だから、緊張の時は、なるべく、自分で笑わないようにしないといけないんです。
建築デザインに、この緊張と緩和を取り入れるなら
緊張 立派にキレイに作ってある場所
緩和 住んでいる人だけの、プライバシー感のある落ち着く居場所
こういった場所の違いを作ってあげることで、複層的で奥深い建物になります。
そして、自分の大好きな落ち着く場所が、余計に浮きたち、大事にされるようになりますよ~。