勝手にワクワク創作塾~アパレル編~vol.02 安さ頼みのお店をワクワク店舗に

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こんにちは、牧野直子です。

お店のワクワクポイントを勝手に考える新企画 「勝手にワクワク創作塾」をやりたいと思います~。

今回は、アパレルショップです。

結構、洋服屋さんって駅ビルとかじゃなくって、商店街の中にもあるんだなあって思いました。この企画をやろうと思って、街を歩いていると、今まで気が付かなかったのに、あるんですよね~。

もちろん昔からそのお店はあるんですけれど、今まで目につかなかったってことですね笑。

私も年を重ねてきているので、そのお店の対象者になるんじゃないかな。もっと興味をひきそうなお店になってほしいな~と思って、勝手にワクワクポイントを考えます。

まずは現状店舗の観察から。

街の洋服屋さんを観察

入口のところに、陳列はしてあるのですが、とりあえず安さを売りにしている感じ。

それでも、勇気を出して、お店の中に入ってみました。

すると、待ってました、とばかり、いらっしゃいませ~、何をお探しですか?と声をかけられる。

(初めて見る顔だな~、、とか思われたかな。。)

見せてもらってもいいですか?って言ってみました。

そしていろいろ洋服を見ていたのですが、気になったのは、黄色い尖った雲状の「激安シール」、「値下げシール」 がそこかしこと貼ってあること。これはちょっと幻滅です。

そして陳列棚の下には、ダンボールがいたるところに置きっぱなし。まるみえです!

ダンボールはやばいでしょ~~。

しかも通路にはみだしちゃってるし。

内装もひと昔前の感じが漂ってます。

そして気になったのが、作り付けじゃなくて、全身鏡を床に置いてあるのですが、その鏡がかわいくない!

ワクワク創作のネタ、今回もたくさんありますね。ありがとうございます。

 

ワクワク創作していこう!

外観

外観はお店の魅力をぎゅっと詰めた予告編

外観。お店の外の商品は、お店の中に誘導するもの。ここで、お客様の心をキャッチしないといけない。

それが特にコーディネートもなく、素敵なデザインもないっていうのじゃ、中に入ってもらえない。買ってほしい人に見向きもされないっていう現状になってしまいます。

安さ目当てで入ってくる人は、安くないと買わないし。今はスーパーでも洋服を売っているぐらいだから、安い服はそっちでいいんじゃないかな。

ここは、一押しのディスプレイを作ってほしい。このお店の魅力をぎゅっと詰めたようなね。

ようは、映画の予告編なわけです。あ、このお店なんか素敵って思えるような。そんな引力が欲しいですよね。

内装

既製品のシールを手描きポップ に

まず激安シール、値下げしましたシールははずしましょう。そういうものは、手書きポップがいいと思います。既製品のシールって、スーパーやドラッグストアはまあいいと思うのですが、商品点数の少ない、しかも店主のファッションセンスや世界観が問われるようなアパレルでは、絶対NGだと思うんですよね。

そういったところからも、売っている商品にこだわりがないのかな~って思ってしまう。

ダンボールは整理して、見えない工夫を

どのお店でもそうですけれど、整理できていないダンボールがお店から見えるのは、いけませんね。

お店が狭くて場所がない~っていう場合も多いと思います。

ディスプレイ棚の下が収納になっているようなディスプレイ棚に交換したりしましょう。

ワゴンタイプの島什器の下が隠れていて収納になっているものであれば、できるんじゃないかな。

ちょっとぐらい店舗が狭くなっても、ちゃんと裏を見せないバックヤードを作ってしまったほうが、お客様の印象がよくなりますよね。

ミラーなどの什器もこだわりを

コーディネートを確かめるミラー。もし店舗に作り付けじゃないものを置くとしたら、デザインの素敵なものにしましょう。アルミパイプの安そうな鏡じゃ。。笑。

どういう小物類を置くかによっても、お店の世界観が変わってきますからね~。

 

アパレルショップ描いてみました

アパレルショップ描いてみました。

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やっぱりアパレルショップは、お店の人のファッションセンス、世界観に憧れてもらえるようなお店がいいですよね。

素敵なお店づくりの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。