こんにちは、牧野直子です。
大体私は映画は、子供の付き添いで行くとか、誰かに誘われて行くとかいうことが多いのですが、まったく行く気がなかった映画に気が付いたら、ポチッとチケットを購入してしまいました。
しかもレディースデイで平日水曜日の初回朝8時台に一人で観に行くという(笑)
なぜこんなに心が動いてしまったのだろう、それを考察することは、ワクワクを創作するのにきっと役に立つと思い、今日は映画の番宣をちょっと考察してみたいと思います。
何の映画かというと、長澤まさみさん主演の「コンフィデンスマンJP」という映画。
松阪桃李さん主演「居眠り磐音」の番宣
比較として、同じ日に公開された松坂桃李さん主演「居眠り磐音」の番宣をみてみましょう。TV局が変わっても、あの番組でも、あの番組でも、松坂桃李さんが出演していました。
あっちもこっちも、トーリ、トーリ、トーリ、トーリ、トーリ。
私、結構好きな方なんで大丈夫なんですが、
「トーリ君、普段出ないバラエティ、しかもあまり得意でなさそうなバラエティに、番宣で仕方なく出てるんだな、かわいそうだな、がんばれ~!!」
って思っちゃったんですよね。居眠り磐音の番宣だから、確かにこういう映画が公開になるんだ~、、っていう情報はキャッチできたのですが、それで終わり。
Amazonプライムでやりだしたら、見たいな~~。。っていう感じです。
心が動いたコンフィデンスマンJPの番宣
一方、長澤まさみちゃんは、バラエティの番宣などは、いっさいなし。全部チェックしたわけじゃないけれど、あまりお見かけしませんでした。
でも、土曜日の9時から、ドラマスペシャルとして、「コンフィデンスマンJP~運勢編~」がオンエアされたんですよね。
TVシリーズは、Tverで何度か見たことがあったので、気になって観てみました。
そうしたら話にどんどん引き込まれ、身を前に乗り出して観ていた。遠くで聞いていたダンナまで、TVの前に寄ってきて(笑)、最後まで2人でハラハラドキドキして観ました。
最初は、リチャード(小日向さん)やボクちゃん(東出さん)がチームを離れて、それぞれ単独で信用詐欺を行う話なのかと思ったんですよね。
そう思いきや、、彼らもダー子(長澤さん)にだまされていて、ん?いや、だまされてない??
全部違う話だと思ってたのに、全部、スルスルスルって話がつながって、大どんでん返し。
どんでん返しがさらにもう一回ひっくり返って、すっかりキレイに騙されてしまいました。
なぜ心が動いたか
しかも、このTVスペシャルは、映画の~ロマンス編~の後日譚という設定らしく、TVドラマ版ではいなかったキャラクターが増えていて、どうやらそれは映画でのお話にからんでいるらしい!
そんなことを嗅ぎつけたら、ちょっとこれはすぐに観にいかなきゃっ!と、いう衝動にかられてしまいました。
TVシリーズの続編と言うアドバンテージはあるものの、映画の後日譚という設定にしたのもうまいなあ~と思う。
そこに小さなフックを作って、映画とつながりを持たせてるんですよね。
お試し体験は効果大
観てね、観てね、観てね!の連呼だと、ちょっと宣伝くさくてイヤになってしまうけれども、映画の雰囲気をちょっと体験させてくれたスペシャルドラマ。
いわば、お試し体験みたいなもの。
ここで、つまんない~!!っで終わってしまったら、効果はなくなるけれども、俳優さんたちもはじけてて、ストーリーも痛快で面白くて、完全に脚本家の古沢 良太さんにまんまとやられてしまった。
お見事でした。
自分の仕事を宣伝するとき
これって、宣伝というのは、規模は小さくても、自分も経験すること。
この人の心が動いたからくりをしっかり胸に焼き付けたいですね。