ディスプレイは左側にワクワクなシカケを仕込みましょう

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こんにちは、牧野直子です。

お店のディスプレイって、お客様から向かって、右側に設置するか、左側に設置するかによって、売上が変わってくるって、ご存知ですか?

 

人間は左側の情報に目が行く

チラシなど紙媒体を見る時、Zのように視線を移動する、っていいますよね~。

陸上のトラックや、野球も半時計周りになっていますよね。

そういえば、自転車も必ず、左側から乗り降りします。それも同じ原理だそう。

我が家は自転車を止める時、左側の方が圧倒的に狭いのに、そっちから乗り降りしちゃう。逆だと怖い感じがします。

これらは、どちらも、右脳と左脳に関係しているそうです。

ヴィジュアルや感覚をつかさどる右脳と、計算したり、文字を読んだり書いたりする左脳の働きの違いです。

人の身体は、右脳と左脳の働きが、左右交差して反応するため、左側のものに、ついつい目が行ってしまうのです。

 

ディスプレイは左側に注目

だから、空間デザインや、ディスプレイの位置は、左側に注目させたいものを持ってくるほうがよい。

 

例えば、お店の入口に、お店の世界観を演出した一押しディスプレイを置くとすると、それは、入口の左側に作るといいということ。

ビジュアルで見せたいもの、立体的に表現したディスプレイは、左側って覚えましょう。

 

お店の動線は、左回りを意識しよう

トラックや野球場が左回りになっているといいましたが、遊園地や博覧会の人々の行動特性の調査でも、約73%の人が、ゲートを入ってから会場を左回りに進んでいたそうです。

だからやはり、それより規模が小さいお店の動線も、半時計周りにお客様が動くことを考えるといいということ。半時計周りで、その順番で、シナリオを作っていくとよい、ということになります。

この商品に目が行って、そのあとはここに目が行く、っていう順番を想定して、お店の中で、ストーリーを作るんです。

 

じっくり読ませたいものは、右側に

立体的なものは左側にするといいのですが、それに関連して、POPなど読ませたいものがある場合は、逆にディスプレイする場所の右側にすると読んでもらいやすくなります。

雑誌の左右のページの配置も、左側に写真、解説が右、となっているものが多いと思います~。

この基本的な法則を知っていると、お店作りもやりやすくなりますね!

 

人間の行動特性を知って、お店づくりにいかそう

せっかくお店を作るのなら、お客さまが目に付きやすい場所に主力商品を置いたり、動きやすい動線にしたいですよね~。

 

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。