こんにちは、牧野直子です。
要望の聞き方
一番最初に、設計事務所がお客様の要望のヒアリングをするときに、
どのような部屋が欲しいかとか、予算はどの程度か、と
今の家で困っていることは?とか、いった聞き方が多いと思うんです。
でもその中で、現れない要望とかに、実は大きな要望があったりする。
だから、よりよいものを提供するには、そのお客様自身も見えていない要望を、上手に聞くということが必要だと思います。
いわば、コーチングですよね。
そして、雑談の中で掴む感覚もあるかと思います。
今回は、そんなところを意識して、ヒアリングに行ってきました。
1.雑談
まずは雑談からスタート。
場をあっためることが必要ですからね。
2.嬉しかったこと、楽しかったこと
そして、次は頭の体操として、
「ここ1~2か月で、嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?」
という質問をしてみました。
ささいなことでもいいし、
出てきた答えが仕事の話だったら、
3.好きな時間は?
次 に、
「何をしている時間が好きか、どんな時間が好きですか?」という質問。
4.家で改善したいこと
そしてようやく
「今の家で、改善したいと思うこと」
最初に、何を大切にする人なのか、どんなことが好きなのか、その価値観をさぐっていきます。
そして、どんな部屋にしたいのか、どんなことをここでしたいのか、そしてインテリアのテーマを決めます。
5.テイストは何が好き
次に、お客様は、どんなテイストが好きなのか。
いろいろテイストが違う種類の内装をたくさん印刷し、床に並べたあと、どれがいいなあと思うか選んでいただきました。
これで、あ~、こういう感じが好きなんだ!ってすぐわかります。
6.家具のレイアウト
口で説明してもらっても、なかなか伝わらないですよね。これこそ、感覚で、直感的に選んでもらいました。
次に、おうちの平面図(1/30)をプリントアウトしたものに、家具のレイアウトをいろいろ置きながら考えます。
とてもイメージしやすいって言っていただけました。
こっから先は、要望をまとめて、提案する側の出番です!