こんにちは、牧野直子です。
お店では、お客様の滞留時間が多くなるほど、売り上げが上がるというのをご存知ですか?
どんどん回転率をあげたいから、あえて居心地を悪く作りたい、というのは置いておいて(笑)
それだって、さじ加減が大切ですけどね。
お店づくりで、居心地の良さは、大切な要素だと思います。
では、どうやって居心地の良い場所を作っていくか、というと、今回は、居心地の悪い場所を考えていきたいと思います。
つまり、居心地の良いお店を作るために、そういった居心地の悪い場所をなくしてみましょっ、ということです。
【居心地の悪い場所1】
なんとなく人の視線がするというのは、居心地が悪い。どこかから、誰だかわからない人に見られていそうな気がするのは、とっても居心地が悪いですよね。
それは危険から身を守るための、人間に植え付けられた太古からの記憶かもしれません。
そのために、直接、人の目に入るような場所をなるべく減らしてあげるのがいい。
例えば、パーテションで区切ってあげたり、グリーンを置いて視線をそらしてあげたりすると、居心地の悪さを緩和できます。
【居心地の悪い場所2】
人の感覚って、どんな機械よりも優れているんですよね。
例えば、壁に絵がかかっていて、ちょっと右に傾いていたりすると、なんか気持ち悪い、って思ってしまう。
なんだかわかんないんだけど、ちょっと気持ち悪い、居心地が悪い、っていうのは、人間のそういった繊細な感性に基づいています。
だから、椅子だとかテーブルとか、身体にフィットする場所は、ちょっと人体工学からずれた寸法だと、なんかへん、なんか違和感感じる、なんか気持ちわるい、、と感じてしまうことが多いんです。
人が気持ちの良い寸法を確認して、インテリアや家具を作っていきたいものです。
【居心地の悪い場所3】
人間は長らく、自然の中で過ごしてきました。直線的なものは、自然界には存在しない。ちょっと揺らぎがあったりするものが、心地いいのです。
だから、人工的に作られたような形や、直線的な空間の中では、居心地は悪くなります。
もっと、曲線やゆらぎなど、自然界にある法則を意識して、直線的なものにはアイテムをプラスして、自然なハーモニーを作りだしましょう。
【居心地の悪い場所4】
テイストは個人の好みって言ってしまえばおしまいだけれども、結構影響力があるのもホント。
自分の好みじゃないテイストのお店は、居心地が悪いけど、我慢しちゃってる人が多い。
だからこそ、どんな人を呼びたいか、どんな人を喜ばせたいか、という視点が大切なんです。
こういったテイストが好きな人をお店に呼びたい、自分と価値観が合う人をお店に呼びたい、という気持ちが大切ですね。
居心地が悪い場所、いかがでしたか?
居心地が悪い場所、いかがでしたか?
以上のことに注意して、居心地の良いお店作りしてくださいね!参考になれば嬉しいです~。