こんにちは、牧野直子です。
毎週日曜日にTBSでやっている「がっちりマンデー」。私は大ファンで、毎週録画して見ています。
今週の収録のテーマは、『どん底からちょっとだけ復活!』
V字じゃないんや~!ちょっとだけなんや~!とTVにツッコミつつ、「ちょっとだけ復活」の方が、参考にできる部分がきっと多いんだろうな~と思った次第です。
その中で、私も大好きな大阪の遊園地「ひらかたパーク」が特集されていました。
実家にお正月に帰ったとき、毎年行ってます~。私が子どもの時は、阪神パークや、奈良ドリームランドなど、たくさん遊園地があったのに、軒並み閉園。USJが出来たりして、どんどん客足が遠のいて行ってしまったんですよね。
でも、その中で、関西の遊園地で唯一残ったのが、ひらかたパーク。でもひらかたパークも、どんどん来場者が減って、年間100万人も割って、赤字になってしまったのだとか。
ひらかたパークの戦略は、設備投資ではない
ディズニーランドも、USJも、飽きられないように、どんどん新しいアトラクションが出来ています。USJだったら、ハリーポッターエリアに、ミニオンエリア。。ディズニーだって、ニモやトイストーリーのアトラクションなど、新しいものがどんどん出来ています。
お店でも、リニューアルっていったら、お店の内装を一新して、キレイにしたり。そういう手法を取ることが多い。
でもそもそも、業績が悪くなっているのだから、大きな設備投資なんて出来ない!それが運営側の意見ですよね。
ひらかたパークの復活も、設備投資ではなかった。
既存を活かすアイデアの数
枚方出身のV6の岡田准一さんをCMに起用。その起用の仕方が、大阪のノリがあって面白い。
えっ、岡田くんにそんなことさせちゃうの~!っていうようなお笑いベース。そして、岡田くんもノリノリでやってしまう。
「大阪にはツッコミの文化があるので、ツッコミ待ちの広告を作りました」とのこと。
どんなCMかは、Youtubeに上がってるから探してみてね~。
紙の広告も、岡田くんが映画に出るたびに、そのパロディ広告を作ってる。私たちは、ホンモノの映画とひらパーの広告との違いを感じるのがとても楽しい。
【歴代のコラボ笑ポスター】
お金をかけないアイデアとして、
岡田くんのアイマスクをつけて絶叫ライドに乗るキャンペーン。周りが見えないと、怖さが倍増だそう。
絶叫の時には、「おま~」しか言っちゃいけない縛りだとか。
他にも、観覧車の40車両ある中の4つだけ、全く外が見えないように黒く窓をつぶしてしまって、ロシアンルーレット観覧車にしてしまったり。
景色が見えない観覧車に当たったら、めちゃくちゃアンラッキー!
でも、ふたを開けると、そのアンラッキー観覧車に乗りたくて、何度もリピートする人が続出だって。
本当に、アイデア勝負です。新しいアトラクションなんて、一切作ってません!!(笑)
【こんな顔出し看板が~】
【園長延長に掛けてます】
見方を変えたり、コラボしたり、プラスワンをしたり
どうやって、大きな設備投資なしで、新たなワクワクを作っているかというと。
共通しているのは、少しの工夫で、見慣れた風景の見方を変える、ということ。
アイマスクのような、ちょっとしたアイテムを使って見方を変える。
ロシアンルーレットとコラボして、見方を変える。
映画とコラボして、見方を変える。
海賊と呼ばれた男とのコラボでは、望遠の丸眼鏡をかけて絶叫ライドに乗る、といったように。
このコラボするものも、その時の流行に乗っていたり、季節的なものであったり。
そして、大阪という土地を存分にいかした遊び心あるやり方が、またマッチして良かったんだと思う。
司会の加藤さんも言っていたけれど、ここまで遊び心あるイベントをたくさんやって来たひらパーだからこそ、万博コラボ「世界のミイラ展」って言って、世界の干物を販売してもクレームが来ない。そういうベースがあるから。
これを普通の万博でやったら、大ブーイング。
こういった自分のポジションをしっかりわかっているところも、すごいところだと思います。
【この夜景は幻想的!でもCMでは笑かしてくれます】
私たちも参考に
ひらパーの、ちょっとしたアイデアやコラボで、既存の見方を変える。
そんなことで、どんなことができるか、私も考えてみたいなと思いました。