横浜新港埠頭に新しくできた横浜ハンマーヘッドは、ファクトリーが見どころ

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こんにちは、牧野直子です。横浜の新港埠頭にできた複合施設、「横浜ハンマーヘッド」に行ってきました。

横浜の埠頭といえば、大桟橋。大桟橋は国際コンペで設計が決まったのですが、当時私も大学生で、とても印象に残っています。とても話題になりました。

1階、2階と分かれるのではなく、曲線的で一体型になったデザイン。CGですべて設計を行った革新的なデザインでした。

横浜ハンマーヘッドは、そんな横浜大桟橋のすぐお隣。新港埠頭に新しくできた施設です。

ここは、客船ターミナル施設を中心に、ホテルと商業施設が複合された場所。

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船で着いて、宿泊もできて、飲食やショッピングもできる、というわけです。便利ですよね!

客船ターミナルの機能としては、CIQというらしいですが、CIQとは、Customs(税関)、Immigration(出入国管理)、Quarantine(検疫)。が入っているとのことです。

 

横浜ハンマーヘッド

1Fの約半分が、海外から到着する船のCIQ施設。

1Fの半分と2Fが、飲食店を中心としたショッピングモール。

345Fが、ホテル「インターコンチネンタル横浜Pier 8」になっています。

建物の外観のデザインは、ショッピングセンターやホテルが入っている割に、地味目な手がたいデザインの印象。

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なぜ「横浜ハンマーヘッド」という名称かというと、今も埠頭に荷物の上げ下げをしていたハンマーヘッドクレーンがあるからですね。もう今は現役を退いていますが、象徴として残されています。

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体験型 食のパーク

フードコートも数々見てきましたが、こちらのフードコートは、横浜というだけあって、「ラーメン」のフードコート。

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中央にお酒が飲めるバーもあり、夜は餃子とアルコールというのもできそうです。

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施設に入って、すぐ目につくのは、巨大な露出天井。設備配管に、シルバーの保護材がまかれているのが目に入ってきます。

こういう武骨なデザインというのは、普通にやると、ただ単に安っぽくなってしまうのですが、イマドキ感がとても上手く表現されていました。

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これは、その周りのデザインがおしゃれだからこそ。露出しても相乗効果でおしゃれに見えてくるんです。

そのカラーの配分も上手ですよね。

お店の配置も一工夫

いくつもの飲食店がありますが、上手く建物の中と外で区切っているのが上手い。

セブンイレブンは外からのアクセスで独立させている。スターバックスも外からのアクセス。でもここは、中にもつながっている。つまり両方アクセスできる。そうやって、施設内の見え方に整合が取れているように思います。

ラーメンフードコートを抜けると、アトリウム。そして斜めにエスカレーター。

2Fに行ってみたいと思うような動線計画です。

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天井には大きなアートが。波を意識しているのだとか。シンプルだった空間が、このアートによって、ぐんと活き活きしてきます。

テーマはファクトリー

そして2階にあがると、各専門店。これらのお店は、ファクトリーがコンセプト。

お菓子の製造ラインが見学できたり、コーヒーの焙煎の様子が見られたりと、見てまわるのも楽しい。

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案内図で、かなり広いなって思ったテナントも工場併設だからだったんですね。

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面白いコンセプトだと思います。

他の商業施設との差別化をするのに、そういった突き抜けるコンセプトがあると、成功しますよね。

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外に出ると、ハンマーヘッドが実際にありました。今は駐車場ですが、今後、ここも公園になる予定だそうです。どんな風になっていくのか、楽しみですね!

お店を見て回るのも楽しい横浜ハンマーヘッドでした。

 

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。