代官山蔦屋書店は、居場所化したブックカフェ。

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こんにちは、牧野直子です。

20代の時、恵比寿に6年住んでいたんですが、その時は毎週のように恵比寿からすぐ近くの代官山を散策していました。

久しぶりにまた恵比寿に縁ができたので、歩き回ってみようと思っています。

まずは代官山のホットスポット、蔦屋書店に行ってみました。

他の場所は落ち着いているものの、ここはたくさんの人で賑わってました。

代官山は静かっていうイメージだったので、平日の夜に、こんなにたくさんの人が集まっているのか、ってちょっとびっくりしました。

スターバックスが入っていて、スタバの商品を買ったら、蔦屋書店内の各場所に散らばっている座席で、置いてある本を自由に読めるらしいです。パンフレットに書いていてありました。

そういうルールは、初めてだとわかりずらいのですが、一度知ってしまえば大丈夫ですね。

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ブックカフェ

スタバでコーヒーを飲みながら、書店にある書籍は読み放題。これって、今までもっていたもやもやを解消してくれるサービス!

どんなもやもやかというと、本屋さんでは、立ち読みができない。

図書館だと、ドリンク飲みながら気ままに本を読みたいのにそれが出来ない。

その両方のもやもやのあいだを取って、スッキリさせた。そんな感じがします。

大きなカフェの中に、本がたくさんあるブックカフェといった感じでしょうか。

それが現代人の居心地がいいという感覚にフィットして、これだけの人が集まる原動力になったんでしょう。

カフェを見たところ、パソコンを出して、思いっきり仕事をしている人も何人もいらっしゃって、単にカフェで過ごすというよりは、サードプレイスと呼ばれる居場所化しているように思いました。

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見たところ、決して本の種類がたくさんあるわけではなさそうです。でもセレクトショップのように、厳選されていて、ジャンルの並び方なども編集されている。それがいいのかもしれません。

選ばれてあるものは、選んだ人のセンスを感じるし、その近くには本以外のそのジャンルに関連するものが販売されています。

興味のあるものをクリックしたら、関連商品が近くにリンクされるような、ある意味、ネットショッピングのような作り方だと思いました。

外観もツタヤ

建築についても面白い。

遠くからみると白い網がけの外観でおしゃれだなあ、

と思って近づいていくと、「T」の集積なんですね。

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つたやの「T」!!

こういうのも遊び心があって、素敵です。

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建物の配置が3棟に分かれてるのも面白いですね。都市と建築が交錯しています。蔦屋書店がT-siteという店舗施設の中にあり、その隙間が他の施設へ誘う動線になっています。

その先には、レストランや、ペットショップなど、他にもいろいろなお店がありました。

明るい時に、ゆっくり過ごしてみようかなと思います。

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。