こんにちは、牧野直子です。
面白い推理物の映画や小説って、伏線がところどころに散りばめられていて、終盤にいくにつれてがそれらが徐々に回収されて、一つにつながって、謎が解けていく面白さがありますよね!
推理系映画の2度見の楽しさ
私は推理系の映画を見るとき、録画やネットTVで見る場合、ほとんどといっていいほど2回見ます。
そういう映画って、最初に見たときはそれが事件の伏線とは知らずに、物語に入っていく。
そして最後に謎がわかったとき、あ!あれって事件の伏線だったんだってわかりますよね。
伏線だと知ってから、もう一回丁寧に見直すと、また面白い見方ができるんです。
漫才も、伏線回収するネタって面白い
漫才でも伏線があって、その伏線を回収するという漫才の型があるんです。
例えば、和牛の伏線回収の漫才
1回目の話が終わって、2回目は1回目のネタを丁寧にもう一度再現するかのようにネタが進行していくものがありますよね。
2回目の話に入ったとき、あー、あの話の次はあれが来るなって次の笑いを予測したり、予想に反してこう来るかってなったりします。
他にも、ナイツの伏線回収の漫才
ナイツにも、伏線を回収する漫才があるんです。
どんなネタかは、ナイツ、伏線の回収、寿限無 で調べてみてくださいね。
ネタの内容は、
野球好きの塙さんが、野球について熱く語るんですが、それが全部後半の、落語の寿限無のネタふりであり伏線だったという漫才。
寿限無の話がぜーんぶ、伏線回収の話になるんです。
そしてオチまで!!
これはお見事!
最初、とにかく野球について熱く語る。
ツッコミの土屋さんから、あまりに熱く塙さんが野球を語るので、
「3分間、笑いないですよ!」ってツッコまれるんですよ。
でもね、後半、それが寿限無の話
寿限無 は (野球の)10ゲーム
と入っていくくだり、本当に最高。
それまで雑談だと思っていた野球話が全部、寿限無と重なってくる。
そして最後のオチまで野球ネタ!
これを知ったら、もう一回最初から見たくなる。
そしてふんふんとにやけたくなる(笑)
面白いですよね~。
建築における伏線回収とは
伏線回収の面白さは、2度目3度目に見る見方がまったく変わってくるということ。
建築デザインに活かすとすれば、同じ場所をぐるぐる回るようなつながりのある空間だとか、同じ場所でも違う視点で楽しめる仕掛けがあるとか、そんな感じでしょうか。
これってね、楽しい空間のポテンシャルが上がるから、人が集まる空間になりやすいんですよ。
そんな視点で、会話とそれを支える空間づくりができると嬉しいです!