ライブハウスやイベントスペースの設計時、演出照明ってどう考えるのか。そのカギとなるDMXケーブルとは?

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こんにちは、牧野直子です。

依頼をくれるお客様はその道のプロ。もちろんプロにはかなわないが、ちゃんと対等に話ができるぐらいにはしておかないといけない。だから常に勉強です!

今は、大きなフードホールの設計をしていますが、それだけじゃない。

何もない時は、フードホール。そしてイベント開催をするときは、イベント会場に。

そんな場所なんです。イベントとは、JAZZセッションだったり、DJジョッキーだったり、音楽系のイベント。

ライブハウスや、クラブになるというわけなんです。

だから飲食店を設計しているつもりが、ライブハウスの設計も同時にしないといけない、ということ。

ステージは仮設ステージ。普段はそこが座席になっています。

ちゃんと考えないといけないのは、照明計画。

普段は、飲食店として使う場合を想定。調光システムを導入して、昼と夜で雰囲気を変えます。

そして、イベント時は、もっと明るさを落として、ステージを光らせるようにできるようにする。ステージ想定位置に、スポットライト、赤、青、黄などのカラー照明などができるように系統を分けて考える。

一般の建築での調光だと、明るさが変わるだけですよね。でもステージとなると、明るさの濃淡だけじゃなくて、赤とか青とかピンクとか、いろんな色を当てられてないといけないよね。

それってどうするの??

色を変えないといけないなら、ひとつひとつのスポットに配線しないといけないの?

天井にはどんな設備をそなえたらいいの??そんなわからないことだらけから始まりました。

それでステージ演出照明について、ざあっと調べてみました。

で、なんとなくわかってきたのが、ステージ照明の配線は、配線ケーブル自体が特別だということ。「DMXケーブル」というらしいです。

DMXは詳しくは、DMX512.

一つの配線の中に512までのチャンネルを持つことができるらしいです。

例えば、ある照明器具が、いろんなシーンを想定して10個のチャンネルが必要とすれば、同じ器具50台まで、一つのDMXケーブルでそれぞれシーンを操作することができる、ということです。

だから一つ一つ違う配線をするのではなく、DMXケーブルで接続すれば、詳細な演出照明ができるというわけか。すごいですね!

そしてステージの近くに、アンプ室を設定。

その中に、DMXコントローラー(調光操作盤)を置いたり、それとパソコンをつなげるようにすることで、より詳細なステージ演出ができるということです。

動画付きで、DMX配線について詳しく語ってくれているサイト、こういったものを見てイメージを膨らませていきました。

「DMXコントローラーの選び方」

動画があると、より一層イメージが伝わりますね!

 

 

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。

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