こんにちは、牧野直子です。
セミナーや講演の先生であったり、自己紹介をそれぞれがする場面であったり、しゃっべっている人の話を聞いているなかで、女性で笑いを取れる人って、すごく少ないなって感じたことありませんか?
私は、とても感じていました。
人前で話して面白い女性って、なかなかいないよね
二人でしゃっべていたり、カフェや居酒屋なんかでしゃべっていたりする時に、この人明るくて楽しいな、面白いなあっていう人は多いんだけど、人前で話すときになると、男性に比べて、笑いを取れる人って圧倒的に少ない。
お笑い芸人さんでも、M1なんかの賞レースに残ってる人ってのは、ほとんどが男性芸人さん。優勝者に女性はいませんしね。IPPONグランプリだって、女性芸人さんで決勝にもあんまり残っているイメージないです。
面白いことを言おうとしても、美人だとそれが自慢に聞こえたり、人の悪口に聞こえて性格悪そう、って思ったりする。
逆に、女性で芸人をされてる方は、顔や風貌が面白い、という人が多い気がする。
相席スタートの山崎ケイさん
そんななか、相席スタートの山崎ケイさんはご自身でも、「ブスだけど、ブスで笑いが取れるほどのブスではない」とおっしゃってる方。
私はそこで、めっちゃ興味をひかれました。顔面で笑いをとるんじゃなくて、しゃべりで笑いを取ってきた女性なんだって。
山崎ケイさんは、それを「ちょうどいいブス」って表現していました。
そして私は、山崎ケイさんの書かれた「ちょうどいいブスのススメ」を読んでみたいなって思ったんです。
ちょうどいいブスのススメ
女性のほとんどは、美人でもないし、ブスでもないって思っている。確かに、私もそうだ(笑)。そんな女性へ向けた恋愛指南書でした。
まずこれ!
ちょうどいいブス は、美人よりも勝ることがたくさんある
ブスをひがむんじゃなく、とてもポジティブな考え方なんです!
美人は何もしなくてもモテルけれど、ちょうどいいブスは、内面を磨いている。だから美人に若さがなくなった時に、形勢が逆転すると(笑)
ちょうどいいブスの会話術
本を読んでいて、相手との会話での切り返しがとても上手いなって思った。
例えば「好きな映画は?」と聞かれた時に、
美人なら「アナ雪」
って一言答えるだけでいいかもしれないけれど、ちょうどいいブスは、それではつまらない女と思われてしまう。
だから、
「うーん、昔の日本映画が好きかな。溝口健二監督の作品とか。でも、なんだかんだで何度も見ちゃうのが「ブリジットジョーンズの日記」なんだよね。」
と返す。この返し、うまいよね!
私は普通とは違うとがったセンスの持ち主です、とアピールすると同時に、柔軟性もあり面倒くさい女ではありません、という抜け道を提示する。
のだそうです。
この方が、次の会話が広がりそう、ということはすぐ想像できるよね。
お酒の席での切り返し方
お酒の席で困るのが、下ネタを振られた時ですが、この切り返しもさすがでした。
シャットアウトするのではなく、直接的ワードは言わずに、含みを持たせた言い方をするとでも言いましょうか。でもそっちのほうが、相手の想像力を掻き立ててしまう。。
具体的には本を読んでください(笑)
でもね、下ネタに限らず、こういうシチュエーションってよくあると思うんです。
聞かれて嫌な質問とか。
さっとシャットアウトするのではなく、やんわりそらす感じが相手にとって好印象ですよね。
自分のコンプレックスとどう向き合うか、というとても前向きな感じ
とにかく本を読んでみての感想は、大切なのは
自分は美人じゃないって卑屈になるんじゃなく、ブスという自分に自信のないこととどう向き合うか、
ということ。
きっちり自分に自信のないことに向き合えば、それがその人の魅力にもなるんだ、ということ
自分はブスだと自覚して、美人のマネはせず、違う土俵にあがればいいと。
恋愛本ではありましたが、人生のヒントになるところはたくさんありました。やっぱ、面白い人の書く本は面白いわ!