こんにちは、牧野直子です。
我が家は、築20年以上のビルのオフィスフロアをフルリノベーションしています。
もともとは、オフィスとして貸し出されていたフロアで、トイレとミニキッチンだけがついているフロアでした。
壁一面の黒板
そこを住宅にしたのですが、自分で設計して自分で住むということで、何か他とは違うアイデンティティを残したいと思って作ったのが、我が家の代名詞にもなっている壁一面の黒板です。
リビングと合わせて、ソファも置いておらず、何もない空間が普通の家より広いと思うので、子供たちの遊び場としても、遊びやすいんですね。
子供たちも小学生になって、日曜日にはお友達をよく呼んできます。
最初はおもちゃやゲーム
子供たちも家に来たら最初は、家にあるおもちゃやTVゲームなどで遊んでいるんですけど、時間がたってくると、おもちゃやゲームも一段落。おやつを食べて、その後家に帰るまで何しよう~っていうときに、よく黒板で遊んでいます。
黒板でしりとり遊び
女の子たちばかりの時は、黒板で絵を描き始めたんですけど、ただ絵を描くんじゃなくて、しりとりをしようということになりました。
普通のしりとりに一つルールが加わる、これで難易度がぐーんとあがる。言葉を思いついても、それを自分が描けそうかどうかで、変わってくるので、描けなさそうなら却下なんですよね。
普通よりもたくさん言葉を探さないといけない。みんなでヒントを出し合ったり、楽しかったです。
黒板で射的ゲーム
そして別の日、今度は男の子もたくさんいました。
その時は、射的です。
我が家には、「NERF(ナーフ)」シリーズの銃があるんです。
NERFとは、銃型のおもちゃなんですけど、弾が、スポンジと吸盤がくっついていて、引き金をひくと、弾が壁にくっつくようになっています。
最初は、いかに遠くから飛ばせられるかということで遊んでいました。
部屋の一番奥から狙うと、7~8mぐらいあるのですけど、上手に撃つと壁に弾がくっつくんです。
それを競ってたんですけど、黒板で射的にしよう!と誰かが提案し、黒板に的を書きだしました。一番周りは10点、次は30点、次は50点、真ん中は100点。。って。
そして射的を始めだしました。
するとね、勝手に自分たちで点数を計算しだして、表にしてわかりやすくやってたり、これまた関心しました。
全員で遊べるように創意工夫していく姿
ほとんど3年生だったんですけど、一人お友達の弟くんが年長さんでいて、その子にはハンデで近くから撃っていいよ~と提案したり、自分のおもちゃなので、いつも遊んでて上手なうちの息子には、逆ハンデ!といって、障害物の磁石をたくさんつけたりして、自分たちでルールまで作っていた。
遊びながら算数の計算をするところもそうですが、年の違う子やスキルの違う子たちも、みんなで一緒に遊べるように、工夫したり、交渉したり、している姿にまた、感心しました。
デジタルゲームだと、ゲーム機の人数しか遊べないし、ましてや年齢や習熟度の違う子と一緒に遊ぼうとはしないですよね。
一緒に遊んでても楽しくないから仲間に入れてあげない、じゃなくて、ボクもやりたい!って言った子には、どうやったら一緒に仲良く遊べるかを考えていた、というのがとても成長を感じたんです。
こういったことができるのも、アナログだからこその良さであり、黒板という何ににでも変化対応できる場があったからこそなんだな、と思いました。
子供たちの成長とともにある黒板
子供たちがたくさん遊びにくると、その対応に大変とも思わなくもないですけど、こういった良さもたくさん感じとることができるんですよね。
また、新たな発見をしたいものです。