駐輪が出来るか出来ないかの違い、疲れるか疲れないかの違いは、これ

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角度ってとても重要です。

こんにちは、牧野直子です。

私は、娘が生まれてからアシスト付電動自転車に乗っています。かれこれもう10年以上ですね。

 

電動自転車は、電源が付いていると非常にラクな力で運転できますが、電源が入っていない時、異様に重いのをご存知ですか?

そうそう、メチャクチャ重いのです。

きっとバッテリーや機械の分が重いのかな。

 

駅前や大型商店などに、2段式の駐輪場がありますよね。

電動自転車は、とても重いし、後ろに子供のイスが付いてたりするので、駐輪場の上の段には持ち上げられない。

 

最近よく、東新宿駅を利用するのですが、自転車。ここも2段の駐輪場なのですが、私が行く時間は下の段はすべて埋まっている。上の段がちらほら空いているという時間帯なんです。

 

最初は、え~、無理か、、ってあきらめていたのですが、一回チャレンジだけしてみようと、自転車を押し上げたところ、びっくり仰天。

 

なんと、ちゃんと自転車を上の段に持ち上げることができたんです。

 

えっ、えっ!自分でもびっくりでした。

 

なぜ普段はあげることができないのに、今回はうまく行ったのか。

 

よ~く見ると、ガイドレールの角度が他の駐輪場よりもゆるやかなんです。

 

だから、この重い自転車でも持ち上げることができたんですね。

 

角度一つでこうも変わる

 

そう考えれば、角度はとても重要な要素です。

 

階段をとってみても、上りにくくてすぐ疲れてしまう階段、リズムよく上れる階段があると思います。それは踏み面と高さの関係、つまり角度が非常に関わっています。

 

スロープも上りやすいスロープ。逆に緩やかすぎて、非常の大回りになってしまっているスロープがありますよね。

 

その目的によって、ちょうどよい角度を使ってほしいものです。

 

そういえば表参道ヒルズのスロープは、外の表参道の道路の傾斜4度と同じ角度にしているって聞いたことがあります。

 

歩いていても疲れない坂道の傾斜。車いすの人でも自分で上ることができる傾斜だそうです。

 

角度という視点で、歩きやすい場所か、そうでない場所か考えてみてもいいですね。

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。