こんにちは、牧野直子です。
貧困な家庭の子供は痩せている、というのは遠い昔の話、ということをご存知ですか?
世界のイメージ
世界中を見ても、貧困地域は飢餓で幼い子供たちが亡くなっていて、骨の形が見えているような子供が多いですよね。
だから、貧困と言えば、モノが食べられなくて、痩せている。
逆に、富裕層の子供は太っているというイメージがあります。外国の映画でも、お金持ちの子供は太っている描写が多いですよね。ぜいたくなものをたくさん食べるから。
でも、今はまったく逆。
日本を含めた先進国では、様子が変わってくるのです。
低所得者層の子供のほうが肥満児が多い。
理由を聞くと、めちゃくちゃ納得!
ファストフード、スナック菓子、インスタントラーメン、、、など安くて手軽に食べられるものほど、油が多くて、高カロリー。
保存料、食品添加物もたっぷり入っています。
低所得者層ほど、ご飯を、そういったものでカンタンに済ませてしまって、栄養バランスを考えた質の良い食事を与えていない。
安くておなかが膨れるもので済ませてしまう傾向が高い。
オーガニック野菜など質のいいものは、庶民には手が届かなくて、富裕層しか買えない、そんな背景もあるかもしれないですよね。
だから今は、富裕層家庭の子供の方が、健康にいい食事をしていて、低所得者層の方が肥満児が多いのです。
短絡的思考と経済的自立
ビジネスにおける心構えにおいても、
自分のもとに入ってくる収入をあとに出来れば出来るほど、多くの利益が得られる
と言います。
入ってきたお金ですぐ欲しいものを買うよりも、それを投資にまわしたり、ビジネスを起こしたりしたほうが、大きな収入になるってこと。
まあ、ビジネスは失敗することもあるので、一概にはそうじゃないかもしれないけどね。
食事においても一緒。
安くてすぐお腹が膨れるものを、料理をするのが面倒だから、栄養バランスを考えるのが面倒だから、という理由で、どんどん与えていたら、子供はすぐ肥満になってしまいますね。
食事は、子供の性格、学力にもつながる。負の連鎖を断ち切ろう!
そして、食事内容は、子供の性格や、学力にも影響することが知られています。
すると、子供が大人になると、やっぱり、低所得者層の域を抜け出せられない。
なんとも悪循環ですよね。
安い材料で、賢く、メニューを作ったり、「手間をかける」だけでも、結果は変わってくることと思います。
子供の毎日の食事は、親にかかっています。私たちがしっかり、意識をしていきたいですね。