こんにちは、牧野直子です。
今、地下の倉庫に置いていた荷物をすべて断捨離していて、古本を大量に出しました。そこでブックオフに持って行って、会計を待っているときにふと目に飛び込んできた「夢をかなえるゾウ2」
「夢をかなえるゾウ1」は読んでいて、とても面白かったので、これは!と思って買ってかえりました。何やら、副題が「ガネーシャと貧乏神」
きっと貧乏神の追い払い方を書いてあるに違いない!!
貧乏神が住みついている?!
私は、今までいろいろなことに挑戦してきましたし、先生から言われたアドバイスを愚直に実践してきました。けれども、一向に暮らしは上向きにならない(笑)。
もう考えられるのは、家に貧乏神が住みついているとしか思えないって思ってたんです。だから渡りに船です!
夢をかなえるゾウ2
テーマは、貧乏神を追い払う方法。
主人公は、34歳独身で、サラリーマンから転向し、お笑いの世界で8年頑張り続けているけれども、まったく芽が出ず、新人発掘オーデションにいまだ出続けている西野勤太郎。
「夢をかなえるぞう1」では、行動ができず変わりたいと思っている人が主人公だったけれども、「夢をかなえるゾウ2」は、自分の夢を持って、それにむかって必死に努力している人。1より明らかに、行動している。
でも、8年もやっていて、芽が出ない。やっぱり自分には才能がないんじゃないだろか?と不安に思っている青年なんです。
この設定が、とても私自身に近い。だから参考になるんじゃないかと、一気に読み切りました。
夢をかなえるゾウ2 あらすじ
ストーリーはネタバレになるから導入部分だけにしますが、この西野くんの家には、やはり貧乏神がサラリーマンをやめた時から8年間住みついていた。
そして西野くんが、ガネーシャと出会った時から、その貧乏神とも話せるようになって、2人との会話からヒントをもらい、行動を変えて行く、というお話。
貧乏神を悪いイメージではなく、お金がなくても幸せを感じられる愛らしい神様、しかも女性!!として描かれていたのが、面白かったです。
今回はガネーシャもなんですが、、貧乏神の金無幸子さんが話すことが、とにかく参考になります!!
まとめていきたいと思います。
貧乏神が好む3つのタイプ
1.ドリーム貧乏
大きな夢を持っているが、その夢に囚われるあまり、お客さんのことが全然みえていないイタイ人
2.ガネーシャ貧乏
目の前の誘惑をいっさい我慢できない人。こういう人は、大変そうなことはすぐに避けてしまう。
3.お駄賃貧乏
勉強したらお小遣いをあげる、というような家庭で育った場合、
お金=嫌な作業をするともらえるもの という考えになる
つまり、いかにラクをするかしか考えなくなる
つまり、これらの逆をすればいいわけですね!
ガネーシャの教え
ストーリーの中でのガネーシャの教えで、私がメモしたいところは、
1.主人公が、成功者ばかりの同窓会で、漫才のネタをすることになってしまったシーンで、ガネーシャが言うセリフ
「失敗したこと、恥ずかしいこと、みじめなことは、できるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで」
2.ガネーシャの行動から西田くんが感じた気持ち
「不安に実体はない。自分の不安に対する姿勢が、そのまま不安の大きさを決める。だから、僕みたいに不安を感じやすい人間は、不安を感じたときこそ、前に出なければいけない。
思い切って不安の中に飛び込んで自分のできる限りのことをしていると、不安はまるで幻だったかのように消える」
貧乏神 幸子さんの言葉
ストーリーでは、西田君を気にかけてくれていた後輩のガツン松田が死神にとりつかれてしまいます。
そこで貧乏神幸子さんが教えたことは、
「自分が困っている時でも、困っている人を助け、応援すること」
「自分が困っているときに、人を助けてあげられる人は、困っているという感情から抜け出すことができます。その時人は、当たり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです。」
そして、西田くんは、自分のコンテスト優勝を投げうって、ガツン松田を助けることに決めました。
そして貧乏神が嫌うことは、「与えるだけはなくて、受け取ること」
与えるばかりの人は、いい人になろうとしている。
いい人というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人から嫌われたくないという気持ちから自分の欲求を抑えつけてしまう人。自分の欲求を抑えつけると、やる気がなくなる。
「他人を喜ばせるのと同じくらい、自分を喜ばせることが大切なんです。」
「自分の欲求を口にすると、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくこと、それが、成功するための秘訣なのです。」
ね、貧乏神の幸子さん、めちゃくちゃ、いいこと言ってるでしょ。
そして西田くんは、ガツン松田から受け取ることを決めました。
西田くんは、お笑いで優勝するという自分の夢を、松田くんに譲ることになるけれども、そのことで結果、自分にとっての幸せがまいこんできました。
その後の展開は、予想を裏切る話が最後にあって面白いので、実際に読んでみてくださいね。
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 まとめ
たくさんの教えがありましたが、私は心に残っているのは、
自分が困っている状況でも、人を助けて応援しよう!
他人と同じくらい、自分を喜ばせよう!
ということ。
本当にストーリーとして面白いし、やるべきことも明確だったので、わかりやすかったです。どんどん実践して、貧乏神を追い払いと思います!!