楽しいから、がんばるを目指そう!
こんにちは、牧野直子です。
私が教えている学習塾のミーティングで、どうやったら楽しさと結果を出せるか、というお題が出されました。
講師の先生たちでグループに分かれて、話し合うのです。
どうやったら楽しさと結果を同時に出せるか
新人の先生が、「これって相反することなんじゃないですか?」って聞いてきました。
でもね私、
「決して相反することじゃないですよ。だって、問題が解けるようになってきたら、楽しいっていう気持ちになるから。」
って答えました。
雑談はツカミ
お笑い番組だったら、収録番組の前に「前説」というのがある。そしてお笑いのネタの中だけ考えても、最初は「ツカミ」がある。
これらはお客さんの固まっている空気をやわらかくほぐす、という役割がある。
この前説やツカミにあたるのが、授業の前の「雑談。」
雑談は大切なんです。空気のほぐしになるからな。
でもそこで大切なのは、時間はきっちり区切る、ということ。5分なら5分。授業開始前に来る子だったらその時間とかね。
だらだらした雑談じゃなく、濃密な雑談が必要なんです。
きゅっと、やるってことね。
評価されたことが目に見えると嬉しい
それから、自分ががんばったこと、できるようになったことを、誰かがわかってくれて評価してくれると嬉しい。
それが、モチベーションアップにつながる。
学習塾の場合、単元をひとつひとつできるようになっても、それがどの程度なのかが本人はよくわからない。見える化が必要なんです。
生徒としては、できるようになったことがたくさんあるはずなのに、毎日の積み重ねだから、すごく変わらないと実感がわかないところ。
試験で点数があがったり、いい点数をとったら、それがわかるように評価してもらったら嬉しいんじゃないか。
授業中の話し方もやっぱり大きい。
同じ問題をやっていても、先生の声のトーンだけでも、楽しいかつまらないかは感じてしまう。
声のトーンひとつで、楽しい雰囲気は出せるはず。
楽しみながら結果を出すということ
私は、マーケティングで、エクスマを信じているからこそ、相反する考え方ではなく、「楽しいから結果が出る」と思っています。
なかなか苦しい事を、楽しく変えようという発想は生まれない。
たとえば、大人でも、免許の更新だったり、つまらない授業を聞く機会はあると思う。
でも、そんなときでも、自分だったらこういう授業をしたら、きっと楽しくなるに違いない、って考えながら、その授業を聞くと、楽しみが増えるよね。
子供にはそこまでの発想はないから、そうやって楽しくなるコツを教えるのもいいと思う。
まだまだ、楽しみながら結果を出す、のは、難しいけれども、そのエッセンスが、子供達に伝わっていけばいいなと思います!