一軒家の自宅サロンは憧れのライフスタイルを~勝手にワクワク創作塾vol.9~

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こんにちは、牧野直子です。

勝手にワクワク創作塾、今回は一軒家の自宅エステサロンです。

ご自宅の一室を改装してエステサロンルームに使用されているお店ですね。

 

お客様が通られる動線

自宅サロンで一番気になるのが、生活動線とお店の動線です。最初からそれように設計していたら、入口を二つにするということもできるんですが、そういうパターンは少ないですよね。

ということは、同じ玄関から家族も出入りするし、お客様も出入りする。

門扉から入って、玄関を通って、サロンルームまで。さらには、トイレも。このお客様が通られる動線に、生活感あふれるものは出さないようにするのがポイントです。

自宅サロンにいらっしゃるお客様の一つの楽しみは、駅前の騒がしい場所とは違って、「落ち着いた気品ある一軒家で優雅なひと時を過ごす」ということだと思うんですよね。

そしたら、その夢を叶えてあげないと。

門扉の横には、隠れ家的なサロンの看板がある。

そこから玄関に入るまでの庭には、手入れの行き届いたガーデン。ハーブガーデンや、バラ園も憧れますよね~。

自転車や水やりのホースなどは、そこから視線に入らないところに移動しましょう。

自転車置き場を移動させるのが大変で家族から文句が出たら(笑)、視線をさえぎるパーテションを設置したり、工夫しよう。

 

ガーデニングは憧れる

先ほども少しふれましたが、せっかくの自宅サロンである利点をいかしたい。それはお庭です。

うちは庭が狭いから無理!とか思われる方もいるかもしれませんが、狭くたってガーデンを作る方法はいくらでもあります。

鉢植えを置いてもいいし、玄関の前に寄せ植えのハンギングをぶら下げてもいいし。

アプローチが素敵だと、お客様のワクワク感もどんどん高まります。

 

玄関は整頓されたエントランス

玄関からも生活感はシャットアウトです。家族の靴が出しっぱなし、その他お子さんのボールやバットの出しっぱなしはNG。

ここは家族にお願いして、きちんと整理してもらうように協力を。そのためには、使いやすいシューズクロークがあると便利。そこにつっこんどいて!って言うだけだからラクだしね。

このぐらいは、余裕があればリフォームしていただけると嬉しい。

玄関には、ウェルカムボードや、お花が飾ってあったり、お客様の歓迎ムードを表現しましょう。

 

エステロームは、ちょっと上のライフスタイルを!

エステルームは、お客様が夢見たゆったり一軒家での癒し時間をプロデュースするようなお部屋を作り込みましょう。ちょっと上のライフスタイルを目指すのがポイント。

カーテンの選び方。鏡台の選び方。ソファの選び方。

そういった家具のチョイスで、印象がかなり変わります。

カーテンを止めるカーテン止めも、最初についているカーテンと同じ生地のものじゃなくて、アクセサリーのようなカーテン止めなんかチョイスすると、おっ!!という感じになります。

私がエステサロンを利用して、おっ、これは嬉しい!と思ったのが、エステベッドにうつ伏せになった時、顔を置く部分の下に、かわいいポプラポットが置いてあったこと。

お客様が施術を受けている時、ずっと見る場所だからこそ、こういったものがあると嬉しくなりますね。

トイレにも気を使おう

自宅サロンで気を抜いちゃいけないのが、トイレです。

エステだったら、その前後にお客様が必ず使われると思います。それにトイレは家族共通のところが多いはず。

ここも生活感はNGです。消臭剤など見せなくてもよいものは、収納の中へ。収納がない場合は、即席でもいいので作りましょう。トイレの壁紙は、遊び心があるものに張り替えてもOK。

窓があったら、窓際は小物で飾ったり、カフェカーテンなどをつけたりして、雰囲気のよいトイレを作ってみてくださいね。

 

自宅エステサロンのワクワク創作

自宅エステサロンのワクワク創作、いかがでしたか?お客様の心によりそって、ちょっと上の夢のライフスタイルを提案できるようなサロンにしてみてくださいね~。

 

 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。