しゃべりのプロでもない人間が、50分の話を飽きないで聞いてもらうために

20180528nao

こんにちは、直子です。

エクスマ塾のエレメントEという塾生向けのセミナーで、50分の話をさせていただきました。

しゃべりのプロでもない人間が、50分の話を飽きないで聞いてもらうために

まだまだ修行中で、教えられる域には行ってないと思うけど、ごめんやで~。
でも落ちこぼれの苦労の道筋は、何かの役にたつんじゃないかと思い、まとめました。

私は、普通の人間、なんの特徴もない、まじめなタイプ。今までの人生のことを話しても、特別なことはない。というよりも、理不尽なことばかり受けてきて、話せば、聞いている人のエネルギーを吸いとってしまうぐらい不幸話ばかりだったらしい。

個性的な人生を歩んできた人は、そのストーリーだけで面白い。でもそうじゃない人間はどうしたらいいの?

しかも、あがり症。どこで息継ぎしたらええか、わからへん(笑)

天性で面白い人は、いいじゃないですか。でも、普通にしゃべってて、つまんないな~、という人間こそ、理論から勉強して、あらすじを考えて、改良して改良して、練習し続けないとね。

相手がいない中の練習は、本番とはだいぶ違ったけれども、相手の反応を考えて、とにかく練習しまくりましたよ。

 

私が特に気を付けたこと

それは、聞いてくださる人に、とにかく楽しんでもらおう!
ということ。

楽しかったら、人は聞いてくれる。でもつまらなかったら、寝てしまう。上手くやるよりも、いかに楽しむか、を意識しました。

 

最後の言いたいことから、逆算して話を作る

私はいったいみなさんに何を伝えたいの?一番伝えたいことは何?って考えました。
そのための一言は?
それが最後の一言です。

そしてそこにつながるように、講演のタイトルも変えました。

自己紹介も、タイトルも、話の構成も、一番伝えたいところにつながるようにする。途中の事例でも、オチの伏線のようになるような事例を入れました。

すべてが最後にいいたいこと(オチ)のための前フリなんです。

 

最初のツカミ

最初のツカミが大切です。私がまだどんな人間かわかっていない状況で、本題に入るのはいけないな、と思い、最初の自己紹介はとにかく笑えるような内容を考えた。

そこで印象が決定されてしまうから。

エヴァの受講中に講演内容を作っていたときは、時間が足りなかったこともあり、ツカミがほとんどなくて、すぐ本題だった。でも、それじゃあ、聞いてるほうは、話に入っていけないんです。
ちゃんと聞く耳、場の空気を作ってからじゃないと、そのあと、いくらいい話を話しても入ってこない。

何を聞くかよりも、誰から聞くか、なんですよね。

 

真実のストーリーは面白い

 

私の話は、講演のすべてが、自分が今まで通ってきた道、そのときの思考、やってきた過程と、すべてが実際に自分が体験してきたことなんです。大きなストーリーなんですよね。

でも、時系列のままではありません。話の筋を考えて、どういう順番で話したら、面白いストーリーになるかを考えました。だって、映画だってそうですよね。

そして、私の大好きな「すべらない話」。すべらない話でも、ネタになるのは、大体が、怒った話だったり、悲しい話だったりする。でも、それを、笑いのネタというように話すから面白くなる。

私も、エヴァの受講中は、マイナスな出来事を普通にこんなことがあったって話してたから、みなさんのエネルギーを吸い取ってしまっていた。マイナスのネタを、マイナス感情のまんまで話すと怨念になってしまう。
でも、すべらない話みたいに、怒りの話も、それをネタにして笑わせようと思うと、笑いになる。
だから、マイナスな出来事は特に、面白おかしく話すように心がけました。

 

こういうことを話しますよ、と話の展開を予想させる

いったい、いつ話が終わるんやろと、時計を見ながらビクビクされたら、話し手としては最低。だから、最初に、こういうことを話します、って話しました。でもこれは、決してあらすじではなくて、こういう気持ちになった話を今からします、という感じ。

またまた「すべらない話」で例をあげると、私の大好きな小藪さん。「なんでそんな声出るん?って思った話なんですけど、、」って言って話始める。それは、あらすじじゃなくて、最後のオチにつながる導入をよくされてます。

そして聞いてるほうは、この話がどうやって「なんでそんな声出るん?」につながるんだろう?とクイズのように考えながら聞いていく。これも長い話を飽きさせないひとつの方法なんですよね。

 

話の骨格は、序破急

そして話の基本は、エクスマの藤村先生が言っておられるように、序破急のリズム。
前置きの序、中段の破、まとめの急。

序の中でも序破急、破の中でもさらに、序破急。というように、入れ子のように構成を考える。
私もこのリズムにあうように、話の構成を考えると、どんどんシンプルにすっきりまとまってきました。

 

まとめ

まとめると、


楽しんでもらいたいという気持ち
そして自分が楽しむ気持ち
自己紹介も話の骨格も、事例も、最後のゴールから考える
マイナスな出来事こそ、笑いのネタに
序破急でシンプルにスッキリ!

そんなところかな。よろしくお願いしま~す!

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。