こんにちは、牧野直子です。
アウトプットって机に向かっていても生まれない
アイデアのアウトプットって、一人で、じーっと机に向かっていても出てくることは少ない。
何かを体験した時、それに関連して、「あ!そういえば、こんなことはどうだろうか。」とか、人と話していたときに、雑談として面白がっていたら、「ひょっとしたら、これ、仕事につかえるんじゃない?」って、ふと思ってみたりとか。
私が設計のアイデアを考えているときは、机にむかって、うーんって思っていてもなかなか出てこない。その場で足を動かしてみたり、カフェに出向いてみたり。
すると、パーッとアイデアがおりてきたりする。
なんなんだろう。脳とつながってんのかな?
お笑いのネタづくり
お笑いの人たちも、新しいネタを考えるときに、何もないところから考えるのは難しいって、おっしゃってます。
普段の生活で、ちょっとした違和感を感じたりしたことを、ノートにまとめておいて、あとから、そこをもとにネタにしたりするわけですよね。
もともとあるものに、違う切り口でスパって切ってみたり、まったく想像がつかないことをかけあわせてみたり。
そうやって、何かと何かが融合するときに、アイデアはおりてくるんです。
建築の作り方
建築的に考えると、人と人がより自然な形で出会いやすいような作りにしてみる。
そして、その場所を、話がはずむような、雰囲気にする、ということになってきます。
住宅だったら、それぞれの家族のライフスタイルを考慮して、動線を工夫して、家族が出会いやすい形にする。そしてそこをとても居心地のよい場所にする。
サブ空間が、大切
オフィスだったら、食堂、トイレ、喫煙室、エレベーター などが、人と出会いやすい場所。
そこでふとした話がはずむような、楽しく交流がしやすい雰囲気にしてあげるということです。
実は、執務室をオン、トイレや喫煙室など、それ以外のとオフの場とすれば、執務室は、もう決まったことを、効率よくできるようにする。整理整頓が行き届いた、機能的な場所。
そしてサブスペースとして思われている、オフの場を、楽しくわくわくした作りにする。
そうすることで、創造的なスペースが生まれるんですね。