こんにちは、牧野直子です。
2017年4月16日放送のしくじり先生を見ました。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんのしくじり偉人伝、とても面白いコーナーです。
今回は、アメリカ第16代大統領リンカーンでした。
アメリカ大統領リンカーンのしくじりとは
そんな偉大なリンカーンのしくじりって何?って思うけど、そのしくじりとは、奥さんが鬼嫁でずっと尻に敷かれていたということらしい。
その奥さん、メアリーと付き合いだして、すぐ結婚をすることになるんだけど、結婚式の直前で逃亡。それから2年逃亡。(笑える~)
そして運悪くメアリーとばったり再会してしまったら最後、すぐにつかまって結婚させられたそうです。
鬼嫁メアリーですね。
そんなメアリーは「アメリカ大統領になる男と結婚する」と幼いころから言っていたらしい。
そしてびっくり仰天。最初にアプローチした時は、まだ政治家として何も芽が出ていなかった時だそうです。
最大のメンターであるメアリー
でもこれ、後付けかもしれないけれど、こんな偉大な大統領になるリンカーンがまったく売れていない時から、それを予想していたメアリーの先見の明はすごいですよね。
さらにさらに、そんなまだ政治家として全く芽も出ていなかったリンカーンを落とすために、当時付き合っていた政治家をふったというから、すごい。
素質があることを見抜く先見の明が備わっていることはもちろんだけど、
あなたなら出来る!
と心の底から信じ切って夫を叱咤激励し続けた。
それこそが、リンカーンを大統領に押し上げた底力なのです。
メアリーは、素質のある人を育てあげるメンターとして、自分自身に強烈に自信をもっていたんだろうなと思うのです。
リンカーンの人の心をつかむ力
では、なぜそんな気弱な男が、世界中から応援され、歴代アメリカ大統領でも最も人気の高い一人となるぐらい偉大な大統領になったのか。
あっちゃんの授業の解説は面白い。
リンカーンは、地位もお金も学力もない。だからこそ、すべて逆手の戦略だった。と教えてくれました。
学力がないと自覚しているからこそ、一人一人有権者に地道に会っていった。
小難しい政策を唱えるのではなく、人との人脈を増やしていった。
ポスターには、自分の欠点、つまりお金やコネや学がないことををあえて載せることで、「我々と同じだ!この人に勝ってほしい!」と思わせた。
すべて逆転の発想なんですね。
権力や政策ではなく、リンカーンは人の心を掴む力があったということです。
神授業のプレゼンとは
しくじり先生で面白いのは、やはりあっちゃんのプレゼン力。
話にすーっと引き入れることのできる話し方はとてもためになる。
あっちゃんのプレゼン術を考察してみよう。
リンカーンが、メアリーから逃げ回ってたのに、なぜ結婚してしまったのか。
その掴みはこうだ。
「なぜそれだけ逃げ回ってきたのに、結婚してしまったのか、みなさんその気持ちわからないでしょ。でもボクはわかるんです。自分もそうだったから。」
そして、自分の体験談。奥さんの福田萌さんとの出会いから結婚までのエピソードを語った。
遠くの偉大な大統領の話が、すぐそばにいる身近なあっちゃんの話にすっと切り替わった。
話の上手な人、面白い人は「たとえ話」が上手。
聞き手が離れかけた心を、たとえ話を使って、ぐっともう一度引き寄せる。
そして、ディスっているかのようで、実は、めちゃくちゃ福田萌さんの好感度をあげている。
とても高度な話術。これには、恐れました。おののきました。
さすがパーフェクトヒューマンです。
メアリーと福田萌さんの共通点は、本人が自信をなくしている時にでも、その人の才能を見抜き、信じ切っていること。お二人は、夫にとって、良き妻であり最高のメンターなんですね。
子育てにおいて
素質を見抜いて、あなたは出来る!と信じてあげられる力。それが親なのかなと思います。
うちの子はぜんぜんダメと、落胆してばっかりな部分もあるけど、その中でもキラリと光る原石を探したい思います。