大好きを極めると、なぜ仕事で活躍できるか

bluehana

こんにちは、牧野直子です!

雑誌や書籍では、
子供を天才に育てる、頭のいい子を育てる、子供の頭をよくする、、なんて文字がよく目に入ります。
 

どっちがいい?

でも、社会を見渡すと、

東大出身のニート
高卒の経営者

という方もたくさんいるなあ、というのが実感。

で、さて、どちらが有意義な人生かというと、後者ですよね。

だから、書籍のタイトルになるような言い方が、なぜだかしっくりこなかったんです。

親が子供に求めるのは、最終的には、経済的にも精神的にも子供が自立してくれること。

だから、いろいろ考えた末の最後の最後、私のブログのコンセプトは

「大好きや得意で自立する子を育てる住まいと家庭教育」

これで行こう!と考えました。

でも最終確認で、周りに意見を聞いていると、ある方が、こんな意見を!

「最終的には親は子供の自立を受け入れないといけないんだけど、子供がかわいいから、今すぐ自立しちゃうのは寂しい。自分は必要ないってことになるからね。何か他の言葉がいいんじゃないかな。。」

とアドバイスいただいたんです。

それで「活躍・成功」という言葉をひねり出してきた。

ようやく、私自身納得がいくコンセプト

「大好きで活躍・成功する子を育てる住まいと家庭教育」

となったんです。
 

何を買うか から、 誰から買うか

近年のSNSの発展は目覚ましいですよね。インターネットが発達して、私たちが受け取る情報は、以前の何十倍、何百倍にも膨らみました。

いろんな情報がまわりにたくさんありすぎるからこそ、今重要なのが、どの情報を信じるかということ。

みなさんがどう思うか、思い出してもらえればわかると思うんだけど、

有名人がCMで宣伝している商品だから買いますか?

それとも、自分の友人、特にその分野に精通している友人が、一番オススメって言っていたら、そっちを買いませんか?

SNSが発達した社会では、TVCMよりも、友人のおすすめの方が力が強い

 

好きなことを仕事にするのは難しい?

スポーツ選手
芸人、歌手

そんな世界を目指す子供を心配して、「そんなことはやめなさい!」という人も少なからずいると思う。
その世界を目指したからと言って、その分野で成功できるのは、ほんの一握りの人たちだけ、っていうことが肌でわかっているから。

ここで質問。好きなことを仕事にするのは難しい?

その世界を目指す人たちは、みんな最低限、それが好きだし。
でも、その世界で成功できるのは人は一握りなら、好きなことで成功できない人がほとんどって思っちゃいますよね。

でも例えば、

芸人として成功できず夢破れてその道をやめた人。

でも、普通の人間よりは、面白い話をすることができる。
人を笑顔にさせる能力は何十倍も高いはず。
ネタをずっと探してきたから、社会を見る目もずっと高いだろう。
どのタイミングで切り返せば笑いがとれるか研究しまくってるから、場の空気を読む力だってすごいはず。

見てみて!これらの力って、 ビジネス としては重宝される力ばかりですよね。

セミナーをやっていきたい起業家はたくさんいても、彼らは話し方のプロじゃない。
その人たちに、芸人出身の人は、「人の心をつかむ話し方」ということを教える、というができる、ということです。

 

好きなことに没頭した時間が財産

そんな風に、その道で大成できなかったとしても、それを一生懸命やってきたことは、他の人から見ると、教えてほしい!と思うことはかなりあるんです。

そして、好きや得意なことを、二つ、二つよりは3つと極めていくと、
それはそれは、その人の個性につながっていくのです。

 

三角形を作ると安定する

点よりも線、線よりも面が安定しますよね。

ある分野でその分野の1位になることは難しい。
でもそこそこのところまで行けたとする。

その人がまた違う分野で、そこそこのところまで行けたとすると、
その二つを掛け合わせたら、かなりレア。

「あなたから買う」意味づけにつながるということなんです。

それが3つになると、より安定した三角形ができる。

二つ(一つでもOK)があなたの今の仕事や、過去にやってきたこと。そして、残りのひとつが、趣味や遊びといった分野であると、とてもいい。

仕事ばかりでは近寄りがたいけれど、それが、面白いこと、楽しいこと、趣味だったりすると、それが好きな人たちが集まってくる。
人は共通の趣味や嗜好をもっていると、仲良くなりやすいですよね。

より、息の合う仲良しの人が集まってくるというわけです。

 

子供の頃に、大好きなことを見つける有意義さ

私は大人になってこの考え方を知ったから、三角形を意識したのは最近です。

だから今から極めよう!と思っても、趣味の世界で、大好きなことを子供の頃から続けている人にはかなわない。

大人になってから、その三角形を作るよりも、

子供の時に大好きなこと、得意なことが見つかって、三角形の一つの点が見つかっていれば、かなり有利

 
なんです。

子供時代に、仕事を極めることは難しいけれど、
遊びや趣味の分野は、子供のうちから続けていくことで極められる。
将来の仕事につながる得意な能力だって、子供のうちから好きで続けていれば極められる、わけですから。

 

だからこそ、親が見守るべきこと

そして、大好きを見つけるというのも、それなりに難しい。
普通は、流行りや一過性で終わってしまうことが大半なので。

子供の時に大好きなことが一つでも見つかることは、とても凄いことで、そのあとの人生で大きな力になるのです。

だから、せめて親は最低限、子供の大好きの種が見つかったら、そこから出た小さな芽を刈り取らないようにすること。

願わくば、子供の大好きの種を探すサポートをしていってあげてほしいと思うのです。

 
以上、ありがとうございました!
 

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。