こんにちは、デザインとマーケティングでお店をファンでいっぱいのワクワク空間に変える一級建築士、牧野直子です。
今日はアパレル 洋服店について考えていきたいと思います。
POPは書いたほうがよい
アパレルでPOPを書いているところって、ほとんど見たことがないぐらい。アパレルの中では、POPは浸透していないんですよね。
でも、なんとなくデザインやフィーリングだけで買う人ばかりじゃない。洋服を買ってどうしたいかというのが大切。
洋服が欲しいわけじゃない。
洋服によって、「若く見られたい」とか「痩せて見られたい」「キレイになりたい」そんな感情があるんですよね。
さらには、「若く見られる」ことによって、夫婦や友人との付き合いを楽しくしたい、などその先の目的が必ずあるはずです。
だから、POPによって、それを提示してあげることは、ぐっと心にひびくはずなんです。
アパレルで、POPがあまり書かれないのは、POPは安いものを売る薬局、スーパー、物販店などのためのもの、という思い込みがあるかもしれません。
それに、おしゃれじゃないから、つけたくない。っていうのもあるかもしれません。
「この洋服を着ると、お腹周りが気にならなくなります。」「二の腕を隠して、おしゃれになりますよ。」
そういう説明を店員さんが、すべての商品について、お客さんについて一つ一つできればいいですけれど、それは難しいですよね。
だからこそPOPがあったほうがいいと思うのです。
おしゃれにすればいい
だからこそ私がオススメするのは、「ちょっとおしゃれにPOPを書いてみよう」ということ。
字体をそろえたり、POPの紙をちょっとセンスがあるようにしてみたり、すればかなりかわると思います。
かっこよくないものをおしゃれに見せる一つの方法として、「枠に入れてみる」
というのがあります。
子どもが描いたぐちゃぐちゃっとした絵も額縁に入ると、なぜか素敵に見える!あのマジックですね。
額縁の中で、「洋服の着こなしのポイント」など、説明するものがあれば、お客様は必ず見てくれると思います。
POPを一つの武器に
POPは、ほとんど書いていないお店が多いので、書くことで、より一歩独自化できるはずです。
おしゃれに、かっこよく、でも、伝えたいことはきちんと伝える。
そんなPOPを書いていただければと思います。