こんにちは、牧野直子です。
家族の絆がぐーんとアップする住まいの特徴に、私は、「大好き&表現力」ということをあげています。
自分の大好きなことを見つけて、それをもっともっとハマルまでやると、得意なことになってくる。大好きで得意な分野が出来てくると、大好きな人たちに囲まれるようになる。
そして、大人になって仕事面でも、それを仕事に取り入れることで、仕事も個性的になって、大好きな仕事でお金も稼げるようになる。
そんな子供たちが育っていってほしいと思っているのです。
住まいの中で、大好きを表現する仕掛けを作る
自分の子は何が得意で、どんなことが好きなんだろうって、発見して伸ばしてあげる。それが親の役目の一番といってもいい仕事。
天才ピアニストとか、天才棋士とか言われる子供たちって、親御さんたちは、どうやって、その才能を発掘したんだろう、子供の才能にピンと来てそれをどんどん伸ばしてあげた親御さんたち、ほんとにすごい!
尊敬ですよね。
住まいの中で才能を発掘するひとつのしかけとして、子供たちが自由に表現できる場所を作ってあげる といいです。
例えば、うちで言えば黒板。マグネットがつく黒板が家の中心にあって、ここは、いつも子供たちの図工の作品やいい点を取ったテストなど、いつも掲示してあります。
もちろん、お絵かきもできます。
子供部屋は自分を表現する場所
みなさんは、子供部屋はどんな場所だと思っていますか?
子供たちが夜寝る場所?勉強する場所?洋服を着替える場所?
私は、それらに加えて、小さいながらも自分の城だと思うんですよね。
他の家族が集まる場所では、自分好みの世界観を作るのは難しいけれど、個室だったら、自分の世界観を思いっきり作ることができる。
うちの娘は、ブルーの部屋にしたい!と言って、場所は狭いのですが、本棚に水色のタイルのシートを貼ってそれっぽくしました。
息子は、二段ベッドで寝転がった頭の部分に、マグネットで木星や満月をくっつけてる。
ねっころがると、ちょっとした小宇宙になるんです。
上でおねえちゃんがバタバタしたら、マグネット落っこちてこないかな~って心配したんだけど、落ちないよ、って平気のようです。
そんな風にちょっとでも自分の大好きな世界観を表現できる場所があるといいですよね。
この子はこんなことが好きなんだって親も気づくしね。
お父さんお母さんも、ぜひ大好きなコーナーを!
私は自分で設計したので、家全体が大好きなテイストなんですが、お父さん、お母さんも自分の大好きなコーナーがあるといいですよね。
家族みんなが、自分の好きなコーナーをそれぞれ持っていると、いやいや住んでいる感もなくなって積極的になってくる。家族間どおしの会話もどんどん増えてきます。
ぜひ、みなさんも、家族それぞれで、自分の好きなコーナーを作ってみてくださいね。