こんにちは、牧野直子です。
「小学生低学年の読書感想文の書き方のコツを教えてください。」という質問についてお答えします。
小学生低学年の読書感想文、お母さんの誘導
小学生、特に低学年は、お母さんが読書感想文の誘導を行うことで、サポートしてあげましょう。
まずは、その本の内容をちゃんと把握しているかどうか、を確認する。
これは、国語の試験で、読解の問題を解くときにも非常に役に立ちます。
低学年に、本の内容を簡単にまとめてみて。といきなり、投げても、なかなか的確なまとめは返ってこないかもしれません。そこで最初は、物語の概略をきちんと把握しているか、していなかったら把握させる、ということをやっていきます。
そのために、小さな質問をどんどん繰り返していきます。
5W1Hを聞いてみる
内容を把握させるために小さな質問をしていきます。
5W1H つまり、
「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」
Q 誰が主人公のお話?
Q 他には誰と誰が出てくるのかな?
Q その人たちと主人公はどういう関係なの?
Q物語は、いつ頃のお話?場所はどこかな?
Q主人公は何をしようとしているの?
Qなぜ、それをしようと思ったの?
というように、どんどん小さい質問を繰り返していきます。
物語の中での変化を聞いてみる
物語には、「起承転結」があるように、何かのきっかけで変化が起こる場合が多いですよね。
その変化の出来事を考えることが、物語のクライマックスをつかむことにつながります。
Q変化があったところは何かな。どんなきっかけで変化が起こったのかな。
Qその出来事があって、主人公はどういう気持ちになったんだろう?
要約してみる
ハイ、ここまで来たら、お子さんも物語の要約ができるはずです。
物語を要約してみましょう!
読書感想文は、物語を読んだあなたの感想
低学年の子供たちが陥りがちな読書感想文が、
「面白かったです。」「すごいなと思いました。」など、よくある表現で終わってしまうこと。
もし面白かったというなら、
Qどの場面が面白かったのかな?
Qなぜ、その場面が面白いと思ったの?
と聞いてみましょう。
さらに、つっこんだ質問として、
Q 私ならこうするのにな?私にはできないよ。と思うことはある?
と聞いていくとよいでしょう。
なぜなら、読書感想文は、要約ではなくて、読んだあなたの感想を聞きたいから。
他には、
Qお友達の〇〇ちゃんに、こういうところが面白いって教えてあげて
という質問も広がりますね。
これらを順にまとめていく
ステップ1で物語の要約をする
ステップ2で自分の感想、その理由
が出てくれば、それらをつないでみましょう。
文字数にもよりますが、お友達におすすめする言葉を最後に付け加えてもいいですね。
これで、クオリティの高い読書感想文が、書けるはずです。
タイトルは、私が疑問に思ったこと。私なら、こうするのにな。など、自分の感想の一番いいたいことを書いてみるといいと思います。
読書感想文チャレンジぜひしてみてくださいね。