こんにちは、牧野直子です。
子供が勉強をしていて、必ず出てくる質問。それが勉強はなんのためにやるの?
中でも、算数は、大人になってもなんでやる必要があるんだろう?って思う大人は多いと思う。
だって、三角関数とか、対数とか、二次曲線とかいつ使うのって思いますよね。
算数はなんのためにやるの?
ずばり、私は、算数は論理力を鍛える学問なのだと思います。
「論理的に考えるとはどういうことか」を知る。
数学は答えはひとつで、それに導くために、鮮やかな方法を見つけていると言える。
数学者は、数学は美しい学問だと言っているぐらい。鮮やかな論理的思考を培っている。
生きていると本当にたくさんの問題を乗り越えなければならない。
生きている上で乗り越えなければならない問題は、答えがなかったり、いくつも答えがあったり、自分で新しく答えを作らなければならなかったり、はたまた、人によって正解が違ったりする。
しかし、いきなりそのように複雑な問題で、「問題解決」のトレーニングをするのは、学生にとっては難しいわけです。
そこで、答えは一つで、その問題を導くトレーニングをする。
それが、算数なんですね。
それができると、論理的思考が育ち、社会人になってさまざまな壁や問題にぶつかっても、冷静に考える力が養われるのです。
国語はなんのためにやるの?
東進ハイスクールの現代国語の教師である林修先生が、TVで恋愛について語っていました。
なんで塾の先生が、恋愛について講義をするんだというパネリストたちの質問をシャットアウト。
「国語とは読解力。読解力とは、物事の空気を読んだり、人の心を読むことだ。
それは、人が生きていくうえで非常に大切なこと。」
たぶんこのような内容のことをおっしゃっていたのですが、そうだよそうだよ!と思ったのです。
国語力を磨くということは、人の心の流れを読み取り、そして、相手に自分の想いをきちんと伝えるための語彙力・表現力を伸ばすということ。
自分を表現し、相手を思いやり、人間関係を円滑にするための力を、問題を通して養っているということ。
算数と国語を勉強する意味
つまり、基本の2大教科、算数と国語を勉強するということは、
人として生きていくために必要な力を、学生が解ける問題に置き換えて、養っていること。
とはいえないだろうか。
論理的にものごとを考え、問題に対応する力。
相手の意図をくみとり、自分の考えを言葉にして伝える力
これらは、補完しあい、相互に必要な力と言えるでしょう。
生きていくために必要な力を、算数と国語で勉強しているのです。