こんにちは、牧野直子です。
冬至に、ゆず風呂に入るという習慣がありますよね。
「ゆず」は、「融通(ゆうづう)が効きますように!」という意味をかけているのだそうです。
しかも、冬至と湯治もかけている。
つまり、
「柚子(融通)がきいて、冬至(湯治)」
昔の人は面白いなあ。。
ゆずの栄養や効能
なぜ、冬至にゆず湯に入るのか。
語呂合わせもありますが、ゆず湯には有名温泉に匹敵するぐらい、効能がある!
ゆずには、血行促進、鎮痛作用などの成分が含まれ、ビタミンCも豊富なため、湯につかって全身から成分を吸収すると、風邪をひきにくいのです。柚子湯には血行の促進や身体をあっためる効果もあり、温泉にもひけはとりません。
そして、柚子には、長い年月をかけて実がなる為、「長年の苦労が実を結ぶ」という意味もある。
やはり、昔からの習慣には、げん担ぎもあるし、それプラス、身体にいいことが自然とちりばめられているのですね。
今年、運が悪かった人もよかった人も柚子風呂に入って、今年の疲れを取って来年をいい年で迎えれるようにしたいですね。
冬至にかぼちゃを食べる理由
冬至の料理として、かぼちゃを食べることはご存知ですか?
冬至にも伝統的な料理があるんです。それが、かぼちゃです。
実はこれもげん担ぎなんですよ。
かぼちゃの別名は、「なんきん」
「ん」が2回入ります。「ん」は「運」ということで、「ん」が入る食べ物は縁起がいいというわけなんです。
冬至に食べる7種の食べ物
気づきましたか?
に「ん」じ「ん」や、だいこ「ん」、うど「ん」、ぎ「ん」な「ん」などにも、「ん」がついていますよね。
これらを運盛りといいます。
「ん」がつく食べものを7種類食べると、大きな運が引き寄せられるそうですよ!
ただ、これらの料理は、単なる語呂あわせだけでなく栄養も十分取れる食材ばかりです。
これらの食事を取り、風邪等の病気にならないよう願いがこめられた料理となっています。
冬至7種の栄養
ナンキンとニンジンには、βカロテン。体内でビタミンAに変換されますね。
βカロテンには優れた抗酸化作用があり、風邪予防になります。
レンコンとキンカンにはビタミンCが豊富に含まれています。これも、風邪予防に役立ちます。
寒天は、水溶性食物繊維としてコレステロールの排泄を促進します。
うどんは、温かいものを食べることによって体温を上げて免疫力を高め、風邪予防に役立ちます。また、うどんの薬味のネギは疲労回復や免疫力強化、抗菌・抗ウイルス作用などを持つアリシンという成分が含まれていて、やはり風邪予防に役立ちます。
さすが、風邪予防にバッチリのオンパレードです!
さて、冬至からクイズ!
では、食卓ではお子さんにクイズを出して、勉強になる会話で楽しみましょう。
A。冬至は、一年で最も昼が短く夜が長くなる日。
建築で設計をするとき、隣の家が日陰にならないかどうかを計算することがあります。
この計算は必ず、冬至の日を基準にします。
一番影になる時間が長くなるからですね。
A.1位は北海道 2位は鹿児島。
カボチャの生産量日本一は北海道で、国内生産量の実に半分を占めています。
冬至に食べる食べ物やゆず風呂に入って、身体も健康になり、そしてそこから会話を引き出して賢くなってくださいね!