こんにちは、食・心・育を大切にしている子育て環境クリエーターの牧野直子です。
みなさんは、子供部屋はどのように作られていますか?
あるいはこれからという方は、どのように考えていますか?
私の子供時代の子供部屋
私は小学2年生のころまで両親と一緒に寝ていたのですが、ある時、両親とけんかして、「もう一人で寝る!!」 とキレて、1階のピアノを置いてあった部屋に、そのままふとんを敷いて寝ました。
次の日も、なぜかそこに居座り(笑)、次の日も居座り続けた結果、そこを自分の部屋にしてしまった、という過去があります。
ピアノの部屋ですから、ピアノがどーんと置いてある部屋。そのわきで布団を敷いて寝ていたのを見かねたのか、それからすぐ、両親が2階を増築して、私の部屋を作ってくれたのでした。
ようやくゲットしたにもかかわらず・・
そして人生初のベッド~!!そして、学習机!!
でも、なんだか変なんです。ようやく持てた自分の部屋なのに、ここにずっといる気にはなれない。
もちろん寝るときは、自分の部屋で寝るんですけどね、それ以外はほとんど記憶にない。
その代わり、私が宿題をしたり、勉強をしたりしていたのは、居間にあったコタツです。
かれこれ大学受験の時も、ずっと勉強はコタツでした。時には、おばあちゃんが一緒に入るコタツ。
また、うちには2階の父の部屋にもコタツがあって、ここは、両親の部屋とふすまでつながっているのですが、受験勉強の時は、ここが私の専属の勉強部屋でした。
親にしてみたら、「せっかく高いお金を出して、リフォームして子供部屋を作ったのに、全然使ってくれない。」なんて思っていたはずです。
子どもは親の思ったとおりに使ってくれないものですよねえ。さぞがっかりしただろうなって、今、自分が親になってわかります。
一般的な子供部屋は6畳ぐらい
日本の郊外住宅での子ども部屋の広さは平均して6畳だそうです。
ベッドに勉強机、クローゼットと子どもの生活がすべてそこでできるような広さがその程度になるのでしょうか。
でも、小学生の70%以上がリビングやダイニングで勉強しているそうです。
なぜ子供部屋で勉強をしないのか
それは、
「わからないことを尋ねやすい」
「寂しくない」
「いろいろな話ができる」
というのが子どもたちの意見です。
つまり、お母さんやお父さんとコミュニケーションを取りたいから、部屋で勉強しないんですね。
みんなが集まる場所の一角に勉強コーナーを作るといい
そもそも、リビングやダイニングは、家庭のくつろぎや食事が目的なので、照度やテーブルの高さなど、学習に向いていない場合も多々あります。
そこでオススメなのが、リビングの一角や、家族がよく通る場所に勉強コーナーを作るということです。
子供部屋は、寝る部屋。勉強は勉強コーナーで。
この勉強コーナーは、お父さんが並んで読書をしてもいいかもしれませんね。
だから、子ども部屋は小さくてもいいんです。家族の集まるリビングに、家族の勉強コーナー、そんな場所は、いかがでしょうか。