奇跡の食育-給食を変えたらイジメ・非行・暴力がなくなった 大塚貢先生の話

wasyoku

こんにちは、牧野直子です。

給食を変えて、学校を変えた元校長先生、大塚貢先生の講演を聞きました。

大塚貢先生のお話

大塚貢先生は、壁には割れたたくさんの窓ガラス、廊下にはたくさんのタバコの吸い殻。
そんな絵に描いた荒れた学校を立て直した校長先生です。

kisekino

どうやって学校を変えたのか

・授業の質をあげる
・花を生徒に育てさせた
・給食を変えた

 

授業の質をあげる

授業がつまらないから授業を聞かない、だから、先生もがんばるということをまず最初に指導したわけですね。

 

 

花壇づくり

学校に潤いがない。花が少ないからだ。
そしてその花の水やりは生徒にさせたすです。

すると、最初はボールが入って花が折れることが当たり前ですが、自分たちで育てていると、いたわろうという気持ちがおこって、ボールを取に行くのも花を踏みつぶさなくなったそうです。

 

給食を変えた

そしてキレる生徒、無気力でやる気のない生徒を観察していたら、カップ麺や菓子パンとジュースで食事を済ます子が多かったそうです。そして、生徒の5人に2人が朝食を食べずに登校していたこともわかった。

これでは無気力になったり、頭がまわらず、イライラするのも仕方ない。

家庭で変えてください、といっても浸透しない。それなら学校給食で変えるしかない。
主食をご飯、魚や野菜がたっぷりのおかずに変えたそうです。

 

私の感想

食と心の改革が大切

私が、人々の生活習慣を変えるには、食と心の改革が大切なんだ、と強く実感した講演でした。

 

不良が減り、学校の成績もあがったそうです。やっぱり、心の問題と、学業もつながっているわけですね。

大塚先生の話は、不良生徒を立て直した方法でしたが、食と心は、健康にもいい結果をもたらします。

健康、人としてのやさしさ、おまけに学業、、そういったところまで影響するんだな、と確信sました。

 

子供の時の環境は、大人になっても継続する

そしてとても印象深かったことが、最初はひとつの中学校の試みだけだったのが、数年たつと、その町全体が変わっていき、大人の犯罪率自体も減ったということです。

不良が減って健全化した子供たちは、大人になっても犯罪にそまらない。
環境が変わり、それが当たり前として育った子供たちは、そのまま大人になる

ということです。

すでに自我が確立してしまっている大人に、生活習慣の改善を求めても、難しいですよね。
大人の場合、がんになってしまった、病気になってしまった、太ってしまってダイエットしたい、そんな強い動機がないとなかなか動かないものです。

でも、育てられた環境の価値観は、成長の軸になります。

子供のうちに、正しい知識を当たり前のように環境として用意する

そんなことを強く、作っていきたいと思ったお話でした。

一級建築士。店舗やオフィスを主に設計しています。ワクワクする建築を作提案しています。お笑いとバレーボールが大好き。